あみ先生の、今日もはなまる
#62「将来の夢」
*毎週金曜日11:00公開*
この投稿をInstagramで見る
こんにちは! あみたろうです!
2学期も今日で最後の学校が多いかと思います。行事の多い2学期、みなさんお疲れ様でした!
みなさんはどんな2学期でしたか?
ぼくは走り抜けて、いつの間にか終わっていた2学期という感じでした。冬休みは思いっきりだらだらして、エネルギーチャージする予定です。
今回のエピソードは夢についてです。
小学校では、子どもたちに夢を書いてもらう時間が何回かあります。ぼくが子どもの頃からそういう時間はあったんですが、ぼくはとりあえず、毎回“先生”って書いていました。先生になりたいと強く思ったのは大学の頃で、小学校の時は、とりあえず書いとこうというくらいの気持ちでした。
ですが、先生として働いていると、夢がなくて夢を書く時間に困っている子が多いです。
夢をもつことはいいことだ!
と言う人も多いですが、そうは言っても、もてないものはもてませんよね。
なのでぼくは、「どんなに小さいことでもいいよ」って言っています。
すると、「すいかをたくさん食べたい」なんて夢を書く子もいます。
そういう夢もすてきですよね。
ぼくは、「夢をもちなさい」とは子どもたちに言わないようにしています。でも、大人が夢に向かって頑張っている姿は見せたいと思って、絵本作家を目指している話をよくしたり、絵を見せたりしています。すると、子どもたちは喜んで聞いてくれます。
数年後に、あんな先生いたなあって思い出してくれたらとても嬉しいです。
みなさんは夢についてどう考えていますか?
【あみたろう@小学校の先生(通称:あみ先生)】
山の中の小学校で3年生の担任をしている現役の小学校の先生でありながら、わかるわかると共感できるような学校での子どもたちとの日常や、先生ならではの気持ちを漫画にしている。著書に『それでも先生を続ける理由―「先生」に迷っているあなたへ』(東洋館出版社)がある。
Instagram:@amitaro_t
Twitter:@amitaro_t