かいげんれい【戒厳令】 戦時(せんじ)または異常(いじょう)な事態(じたい)が国内(こくない)に発生(はっせい)したとき、立法(りっぽう)権(けん)・司法(しほう)権(けん)・行政(ぎょうせい)権(けん)の全部(ぜんぶ)または一部(いちぶ)を軍(ぐん)の支配(しはい)下(か)にうつすことを宣言(せんげん)する命令(めいれい)。大日本(だいにっぽん)帝国(ていこく)憲法(けんぽう)のもとでは天皇(てんのう)の大権(たいけん)とされたが、日本国(にほんこく)憲法(けんぽう)はこうした体制(たいせい)をみとめていない。◇近年(きんねん)の外国(がいこく)の例(れい)では,1989年(ねん)に中国(ちゅうごく)で 天安門(てんあんもん)事件(じけん)がおこった時(とき)に、北京(ぺきん)市(し)に戒厳令(かいげんれい)がしかれた。また2024年(ねん)12月(がつ)には韓国(かんこく)で非常(ひじょう)戒厳令(かいげんれい)が宣布(せんぷ)された。