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なぜ、雷はゴロゴロ鳴るの?

なぜ、雷はゴロゴロ鳴るの?

こたえ:電気(でんき)によって空気(くうき)がふるえて、(おお)きな(おと)()ります。

(くも)は、「(くも)つぶ」という(すい)てきや「氷晶(ひょうしょう)」という(こおり)結晶(けっしょう)でできています(関連(かんれん)記事(きじ)(くも)(なに)からどのようにできるの?」)。(くも)にはいろいろな(かたち)のものがありますが、その(なか)で「雷雲(かみなりぐも)」ともよばれる「積乱雲(せきらんうん)」は、氷晶(ひょうしょう)がたくさんある(くも)です。

雷雲(かみなりぐも)(なか)では、氷晶(ひょうしょう)空気(くうき)一緒(いっしょ)(うえ)(した)へと(はげ)しく(うご)いているので、あちこちでぶつかり()って静電気(せいでんき)発生(はっせい)し、たくさんの電気(でんき)がたまります。ふつう、わたしたちの(まわ)りの空気(くうき)電気(でんき)(とお)さないのですが、このように(おお)きな電気(でんき)がたまると、空気(くうき)(ちゅう)電流(でんりゅう)(なが)れることがあります。それが(かみなり)です(関連(かんれん)記事(きじ)(かみなり)はどうしてできるの」)。

ふつうは電気(でんき)(なが)れない空気(くうき)(ちゅう)をむりやりに電気(でんき)(とお)ると、(とお)(みち)になった空気(くうき)(きゅう)(あつ)くなって爆発(ばくはつ)するように(はげ)しく膨張(ぼうちょう)します。そのしょうげきが(まわ)りの空気(くうき)(つた)わって(はげ)しく振動(しんどう)させ、「ゴロゴロ」「バリバリ」「ドーン」といった(おと)()るのです。

ところで、(かみなり)がぴかっと(ひか)ってからすぐにゴロゴロと()こえたとき、だれかが「(ちか)くに()ちたな」と()うのを()いたことはありませんか? たしかに、(ひか)ってすぐに()った(おと)(おお)きいのに、何秒(なんびょう)かたってから()った(おと)はやや(ちい)さく、(とお)くで()こえる()がします。

これは、(ひかり)空気(くうき)(ちゅう)(すす)(はや)さが、(おと)(はや)さに(くら)べてかなり(はや)いためです。(ひかり)速度(そくど)は1(びょう)()たり30(まん)kmで、(おと)速度(そくど)は1(びょう)()たり340m。(ひか)ってから(おと)()こえるまでの秒数(びょうすう)に340をかければ、(かみなり)()ちた場所(ばしょ)まで(なん)mくらいかを計算(けいさん)できます。

記事(きじ)公開(こうかい):2022(ねん)3(がつ)

監修者(かんしゅうしゃ)大山(おおやま)光晴(みつはる)

1957(ねん)東京都(とうきょうと)()まれ。東京(とうきょう)工業(こうぎょう)大学(だいがく)大学院(だいがくいん)修士(しゅうし)課程(かてい)修了(しゅうりょう)高等(こうとう)学校(がっこう)物理(ぶつり)教諭(きょうゆ)千葉県(ちばけん)教育(きょういく)委員会(いいんかい)指導(しどう)主事(しゅじ)千葉(ちば)県立(けんりつ)長生(ちょうせい)高等(こうとう)学校(がっこう)校長(こうちょう)(など)()て、現在(げんざい)秀明大学(しゅうめいだいがく)学校(がっこう)教師(きょうし)学部(がくぶ)教授(きょうじゅ)として「理数(りすう)探究(たんきゅう)」や「総合的(そうごうてき)学習(がくしゅう)時間(じかん)」の指導(しどう)方法(ほうほう)について講義(こうぎ)演習(えんしゅう)担当(たんとう)している。科学(かがく)実験(じっけん)教室(きょうしつ)やテレビの実験(じっけん)番組等(ばんぐみなど)への出演(しゅつえん)多数(たすう)千葉市(ちばし)科学館(かがくかん)プロジェクト・アドバイザー、日本(にほん)物理(ぶつり)教育(きょういく)学会(がっかい)常務(じょうむ)理事(りじ)日本(にほん)科学(かがく)教育(きょういく)学会(がっかい)(およ)日本(にほん)理科(りか)教育(きょういく)学会(がっかい)会員(かいいん)月刊(げっかん)理科(りか)教育(きょういく)編集(へんしゅう)委員(いいん)(など)(つと)める。

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