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郷土料理の面白いナゾに迫る! 第5回「和食王」が決定!!

郷土料理の面白いナゾに迫る! 第5回「和食王」が決定!!

2月6日(土)、子どもたちが主役の第5回「全国子ども和食王選手権」がコロナ禍の状況を受け、オンラインで開催されました。MCにお笑い芸人の和牛さん、和食王アンバサダー(特別審査員)に「謎解きクリエイター」の松丸亮吾さんを迎えた今回のコンセプトは、「キョウドリョウリってナゾだらけ」

YouTube動画部門の応募者のなかから選ばれたファイナリスト5組の小学生が地元の郷土料理の秘密に迫る動画を発表します。果たして第5回の和食王に輝くのはどの組でしょうか? その模様をレポートします。

人気芸人の和牛さん、松丸亮吾さんがイベントを盛り上げる!

MCの和牛(水田さん、川西さん)、和食王アンバサダーの松丸さんがイベントを盛り上げました。

もともと和食王選手権は、日本人の伝統的な食文化である「和食」の理解を深めるために始まった農林水産省主催のイベントです。毎回さまざまなテーマで、子どもたちが和食について発表し、知識や技術を競い合います。

和食王は「へぼ飯」を紹介してくれた岐阜市立長良小学校のチーム!

今回、栄えある和食王に輝いた作品は、岐阜県岐阜市立長良小学校の山口陽香さん、中川昌紀さん、市川聡真さんの「おいしい!みんなのへぼ飯」でした!「へぼ飯を食べようと思う人がたくさん増えたと思うからうれしいです」と3人はニコニコ笑って大喜び!

作品動画ではハチの幼虫「はちのこ」が入った岐阜県の郷土料理・へぼ飯をクイズとアンケートをまじえてプレゼン。味はクリーミーだとか! 「えっ、はちのこって美味しいのかなと思ったんですけど、最後にはちょっと食べてみたくなりました」と審査員の和食文化国民会議の調査・研究部会幹事の露久保美夏さんも興味がわいたようです。

クイズやアンケートを交えて楽しく解説してくれました。

準和食王に輝いたのは北海道七重町立七重小学校の阿部莉欧さん、久保里胡さん、河邊ゆうさん「私たちの『北海道の郷土料理』BEST3!!」
いかめし、甘納豆を上にのせる赤飯、鮭のちゃんちゃん焼きの由来と魅力を模型を使いながら楽しく説明してくれました。
松丸さんは「3人の声がすごく聞き取りやすくて、引き込まれました」と絶賛。

模型などを使いながらわかりやすく説明してくれました。

その他の作品も力作揃い!

岐阜県関ケ原町立関ケ原小学校の古山芽吹さん、古山穂高さん兄弟の「五平もちの謎」は、ホワイトボードを上手に使ったフリップで五平もちを説明。
最後は「半殺し」状態と呼ばれる、ほどよく粒が残るご飯で五平もちを実際に作って動画を締めました。
松丸さんは「くすっと笑えるところもあって、情報も伝わってきて、よくできたプレゼンでした」とコメント。

ホワイトボードを使って解説。料理にもチャレンジ!

東京都調布市立深大寺小学校の岩見逢里さん、北崎さわさん、山口結花さんの作品は「私たち深大寺そば調査隊」
深大寺そばが大好きという3人が、地元のお店の人にインタビューし、そばと和食の魅力に迫ります。仲良し3人組の楽しそうな様子が印象的でした。
審査員の博報堂ケトル・クリエイティブディレクター/プロデューサーの畑中翔太さんは「撮影をしに行ってお話を聞いているところがすごくクリエイティブ」と高評価でした。

地元のお店の人にインタビューして深大寺そばのナゾに迫りました。

最後は埼玉県坂井戸市立入西小学校の鳥飼勁介さんの「ばあばのゼリーフライ」。埼玉県行田市周辺で作られる衣のないおからのコロッケ「ゼリーフライ」をクイズで説明しながら作っていく動画です。
松丸さんにもクイズが出され、「解けなかったら下克上ですよ」と松丸さんも笑っていました。

松丸さんに「ナゾトキ」を出題してくれました。

超難問に元料理人の和牛・水田さんもたじたじ

審査の間に行われた和牛の川西さんと水田さんのトークでは、水田さんがお笑いの道に入る前に和食の料理人だったというエピソードが明かされます。

そして川西さんから水田さんに和食クイズも出題されました。「解けない問題はないですよ。(料理人を)やってましたから」と自信ありげな水田さん。

しかし、「佐賀県呼子で作られる発酵食品に『松浦漬』という郷土料理があります。これはクジラのどの部分を使用しているでしょうか?」といった手強いクイズ3問に水田さんもたじたじ。(答えは「上あごの軟骨の部分」)。

郷土料理に関するクイズは元料理人の水田さんも知らない難問ばかり。

また、「YouTube動画部門」の結果発表の前に、「Instagramフォト部門」で優秀賞を受賞した10組の写真も紹介されました。おせち料理に挑戦したり、お寿司を握ったり、長野のおやきを作ったり……。子どもたちが真剣な顔で和食を作る姿に、審査員の学研キッズネット編集長・小林も「みなさん、サマになってますね」と目を細めていました。

Instagramフォト部門の優秀賞10点を発表。こちらも力作揃い!

イベントの最後に「本当にレベルが高くて、審査が難しかったです」と語った松丸さん。普段は謎解き問題で私たちをうならせている松丸さんが、子どもたちが見つけてきた「キョウドリョウリのナゾ」に感心しきりでした。
5組ともそれぞれに違った切り口があり、しかも楽しそうに発表が行われ、各地の郷土料理がとても身近になりました。

第5回「全国子ども和食王選手権」

 

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