冬の感染症対策!インフルエンザを防ぐ「正しい手洗い」は?【クイズでまなぶ】

今シーズンは、例年より早い時期からインフルエンザの流行が拡大。全国の学校や園でも学級閉鎖が相次いでいます。
特に子どもたちの間で感染が広がりやすい冬場は、家庭での予防対策がいつも以上に欠かせません。
今回は、インフルエンザを防ぐための手洗いに関するクイズを3問出題。ぜひチャレンジしてみてください。
第1問 アルコール消毒をすれば、手洗いは不要?

アルコール消毒は、ウイルスや細菌を減らす働きがありますが、手の表面についた汚れや食べかすは取り除くことができません。
特にノロウイルスをはじめとする胃腸炎のウイルスには、アルコール消毒が効かないので注意が必要です。
そのため、基本的にはウイルスを洗い流す手洗いをしたうえで、アルコール消毒とセットで感染症対策をしましょう(こたえ:②)。
第2問 手洗いの時間、どれくらいがベスト?

厚生労働省や文部科学省でも、ウイルス性の感染症対策として、手洗いが推奨されています。
石鹸をつけてから約20秒間、指先・爪の間・手首など、汚れが残りやすい部分も丁寧に洗いましょう。(こたえ:②)
爪が長かったり、強く擦りすぎたりすると、手の表面に傷がつき、そこからウイルスが広がってしまう可能性があるため、注意が必要です。
第3問 手を洗った後の乾かし方、正しいのは?

濡れたままの手にはウイルスがつきやすく、広がりやすいと言われています。
手洗い後は、清潔なタオルや使い切りのペーパータオルなどで、水気をしっかりふき取ることが大切です(こたえ:③)。
感染リスクが高まるタオルの共用は、できるだけ控えるようにしましょう。
毎日の正しい手洗いで、家族の健康を守ろう
感染症対策で重要な手洗いは、目に見えないウイルスや細菌から体を守る予防法です。
基本的には、外から帰ってきたとき、ご飯を食べる前と後、トイレの後ですが、図書館の本を読んだ後や、公共施設のおもちゃで遊んだ後なども手洗いのタイミングです。
また、手洗い以外にも、マスク着用や体調管理なども、感染症予防には欠かせません。
生活習慣を整えることはもちろん、なぜ手洗いが必要なのかということも家族で話し合いながら、冬の感染症対策ができるといいですね。
【参考サイト】
「感染症(インフルエンザ、ノロウイルス)の予防について」/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000122095.html
新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html
一般的な感染症対策/文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/1353635.htm
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文/石橋沙織(キッズネット)













