子どもといっしょに「レンジdeソーセージ」を手作り!/元気な子どもが育つ毎日のごはん【第43回】
子どもが料理をしたがっても、忙しいからと「また今度ね」と言ってしまったことはありませんか?
いつもより時間が取りやすい夏休みに、ぜひお子さんといっしょに料理してみましょう。
でも、お子さんにガスなど火を使わせるのが心配という方もいるかもしれません。
そこで、今回は火を使わずレンジでできる料理を紹介します。
肉だねをこねるの作業は泥んこ遊びのようで、子どもが喜んでやる作業です。
火を使わないレシピですが、注意しなければいけないのは、レンジ加熱後、耐熱皿やソーセージが熱くなっていることです。また、ソーセージをひっくり返すとき、子どもは“菜ばし”より“トング”の方がやりやすいでしょう。
できあがったソーセージは、そのまま食べてもOK ですし、ソーセージドッグにして、牛乳やオレンジジュースを添えれば、朝ごはんやランチにもなります。
栄養面では、豚肉はビタミンB1 が豊富。ビタミンB1は、糖質の代謝を円滑にする働きをします。糖質は、からだや頭が働くためのエネルギー源になり、不足すると糖質がうまくエネルギーにならなくなるので、体がだるくなったり、食欲がなくなったりします。ビタミンB1は水溶性で汗と共に失われ、体内にとりだめしておくことができないのが欠点。ですから汗をたくさんかく夏は、積極的にとりたいビタミンのひとつです。
ビタミンB1は、精白していないごはん(玄米)やパン。また、うなぎ、紅鮭やタラコなどにも豊富です。また、このビタミンB1はたまねぎやにんにくの香りの成分(アリシン)といっしょにとると、体内で長く働くことができます。
ソーセージを作る工程を写真に撮って、自由研究のネタにしてもよいですね。夏休みにぜひ、お子さんが料理を体験する機会をつくってみてください。
●栄養まとめ(ビタミンB1)
- 豚肉はビタミンB1 が豊富。
- ビタミンB1は糖質の代謝を円滑にする働きをする。また、水溶性で汗と共に失われるので、夏は積極的にとりたいビタミン。
- ビタミンB1は、精白していないごはん(玄米)やパン、うなぎ、紅鮭やタラコなどにも豊富に含まれる。
- ビタミンB1はたまねぎやにんにくの香りの成分(アリシン)といっしょにとると、体内で長く働くことができる。
レンジdeソーセージ
ソーセージ1本当たり 211kcal 塩分1.1g
《材料》(2本分)
豚ひき肉 120g
牛乳・パン粉 各大さじ1
たまねぎ 1/4個
パセリのみじん切り 大さじ3
おろしにんにく 少々
塩、こしょう 各少々
プロセスチーズ 20g
A(中濃ソース・ケチャップ 各大さじ1/2)
《作り方》
1) 牛乳とパン粉を合わせておく。プロセスチーズは5㎜角に切る。
2) たまねぎをみじん切りにする
3) 1)と2)、豚ひき肉、おろしにんにく、塩、こしょうをよく混ぜ合わせる。
4) ラップを30㎝四方に広げ、3)の半量を10㎝×12㎝のばし、中央にプロセスチーズの半量をのせ、それを芯にして棒状に成型する。もう1本同様に作る。
5) 4)を耐熱皿にのせて、600ワットのレンジで1分30秒加熱する。
6) 5)の皿をレンジから取り出す。このとき、やけどしないように気をつけながら、トングなど使ってソーセージをひっくり返す。さらに1分30秒加熱し、粗熱がとれたらラップを外す。
7) できあがり。Aのソースをつけながら食べる。
■アレンジ
1人分437kcal、塩分2.0g
1) ロールパン 4個に切れ目を入れて、バターを塗り、レタスをはさむ。
2) フライパンで焦げ目をつけたソーセージを半分に切って、それぞれに挟み、ケチャップを添える。