旅行会社や駅などであつかっている、わくわくするようなツアー旅行を考える。
こんな人にピッタリ!
自分から進んでやる人。好奇心が旺盛な人。旅行が大好きな人。
どんな仕事?
みんなが楽しい思い出を作れるツアー旅行を考える
家族向け、お年寄り向けなど、どんな人が利用するのかをイメージして、心から楽しんでもらえるようなツアーを考えるのが仕事だ。旅行は季節や場所によって楽しみ方もさまざま。ツアープランナーはツアーのアイデアを練り、そのアイデアを具体的な形にしていく。例えば、料理が売り物のプランだったら、1日に何軒もレストランや旅館、ホテルなどを周って相手先とサービスについて話し合い、実際に料理も試食して、内容を見定める。客室やおふろなどもチェックする。ツアーの中に果物狩りがふくまれていたら、農家の人とも交渉するなど、たくさんの人に協力してもらいながら一つのツアーを作り上げていく。
価格を決めてツアーの魅力を伝えるパンフレットを作る
イメージ通りにツアーでめぐる場所がしぼれたら、交通費や宿泊施設の費用を計算してツアーの価格を決め、「ぜひ行きたい!」と思ってもらえるような魅力的なパンフレット作りにも関わる。自分の考えたツアーにたくさんのお客さんが集まり、満足のいく旅を楽しんでもらうことが大きなやりがいになる。また、新しい企画を実現するためには、ツアーで周る土地の観光にたずさわっている人たちの協力が必要だ。人との信頼関係や協力関係がないと務まらない仕事だ。
これがポイント!
旅行会社、旅行代理店、バス会社、鉄道会社などに勤めよう
ツアープランナーの多くは、旅行会社や旅行代理店などに在籍している。ツアープランナーをめざすなら、まずは大学の国際学部(学科)や観光学部(学科)、観光系の専門学校などで学び、旅行会社や旅行代理店への就職をめざそう。ただ、就職してすぐになれるわけではなく、ツアーコンダクターや営業などの経験を積み、その経験をいかすことでツアーを企画できるようになっていく。バス会社や鉄道会社でも、自社の乗り物を使ったツアーを考えるツアープランナーが活躍している。旅行会社の海外にある支店や営業所などを通して、その地域の情報を集めたツアーを企画することも多い。国内だけではなく、世界に活躍の場が広がる仕事なので、語学力を身につけることも大切だ。
ツアー旅行の販売には資格が必要
ツアーを企画するだけなら資格は必要ないが、ツアープランナーが作ったツアー旅行を販売するためには、その会社や営業所に必ず一人は「旅行業務取扱管理者」という国家資格を持っている人がいなければならない。国内と海外の両方の旅行が扱える「総合旅行業務取扱管理者」、国内旅行のみ扱える「国内旅行業務取扱管理者」、営業所がある市町村とその隣接市町村の範囲内に限られる旅行だけを扱える「地域限定旅行業務取扱管理者」があり、旅行業界で仕事する人の多くが取得をめざす資格だ。
将来はこうなる
新しいアイデアをどんどん形にしていくパワーが求められる
旅をするには、宿の予約から、電車や飛行機などの乗り物のルートを決めたり、出発時刻を調べたり、さまざまな準備が必要になる。また、旅先で観光地を訪ねたり、おいしい料理を味わったりするためには、その土地の知識があることも大切だ。ツアープランナーは、そんな旅の計画を準備するのが仕事だが、旅慣れた人が増え、旅行プランにも特色が求められる時代になっている。もっとワクワクしたい、というお客さんの声に応えるためには、オリジナリティあふれるプランを考え、実現していくパワーが必要だ。同時に、お年寄りや障害のある人など、だれもが安心して参加できるツアーを実現させるのも大切な役目だ。
データボックス
収入は?
ツアープランは、旅行会社などに勤めて経験豊富な社員が作る場合が多く、年収440~630万円くらいと高め。
休暇は?
旅行会社の基本は週休2日。ツアーの予約や販売業務の関係で、シフト制のところもあるようだ。
職場は?
旅行会社、旅行代理店、バス会社、鉄道会社など。
なるためチャート
ツアープランナーの仕事につくための主なルートが一目で分かるチャートだよ!
実際に働いているツアープランナーの仕事を見てみよう!
役立つ資格
ツアープランナーの仕事につくために役立つ資格を紹介しているよ。
TOEFL(R)
TOEIC(R)
実用英語技能検定(英検(R))