日光の当たる屋外と、あたらない室内に置いたバナナでくらべ、日光に当てる時間を変えてくらべてみる。また、紫外線をさえぎるにはどんな材料がよいかも実験する。
用意 するもの
- バナナ
数 本 。新鮮 で青 みがかったものを買 うこと - アルミニウムはく
紙 (白 、黒 )- セロハン(
無色 、青色 、赤色 、緑色 ) 紫外線 カットフィルム日焼 け止 め- はさみ
- セロハンテープ
- フェルトペン
箱 紫外線 チェックカード(インターネットサイトなどで手 に入 るよ。夏期 には、化粧品 を扱 う店 などでも売 っているね)紫外線 で色 が変 わるものには、絵 の具 やビーズなどもあるんだ。
実験 方法
初夏から夏の日差しの強い時期に実験すること。
1.日光 がバナナの皮 の色 を変 えるか調 べる
1
バナナを2本用意し、それぞれ区別がつくようにしるしをつけ、一部にアルミニウムはくを巻く。
はしのほうにペンなどで記号などを入れる。
バナナはいたみやすいので、軽く巻きつけるようにして、うら側をセロハンテープでとめる。
バナナを持つときはていねいに持ち,なるべく柄のところを持つようにしよう。
2
天気のよい日を選び、屋外の直射日光が当たる場所と、日光の入らない室内の、蛍光灯などの下を選び、紫外線チェックカードで紫外線の強さをたしかめる。
紫外線チェックカードはインターネットサイトなどで手にはいるよ。夏期には化粧品を扱う店などでも売っているね。紫外線で色が変わる製品には、絵の具やビーズなどもあるんだ。
3
バナナの1本は屋外の直射日光が当たる場所に置く。もう1本は日光の入らない室内の、蛍光灯などの下に置く。どちらも3時間以上そのまま置いておく。
4
光に当てたあとは、2本のバナナからアルミニウムはくをとりはずし、暗く涼しいところに置いておく。
暗所に保存するのは、実験時以外に光を当てないため。
日光に当てたバナナに1日たっても変化がないときは、紫外線の強さが十分でなかったと考えられるので、天気のよい日にもう一度やってみよう。
5
1~2日後、バナナの皮にどのような変化が現れたかを確認する。
2.日 光 に当 てる時間 を変 えるとどうなるか調 べる
1
バナナを4本用意し、しるしをつけてアルミニウムはくを巻く。
途中で日かげになったりしないように、長く日光の当たる場所を選ぶこと。
紫外線の強い10時から14時くらいの時間に行うといいよ。
2
天気のよい日の昼前後の時間帯で、直射日光に当てる時間の長さを変えて実験する。
3
実験1と同じように、バナナを箱に保存し、1~2日後のようすをくらべる。
3.バナナを利用 して、どのようなものに紫外線 をさえぎる効果 があるか調 べる
1
左のような材料をバナナに巻き、直射日光に3時間当てて実験する。
紫外線カットフィルムは、家や車などの窓にはるもので、ホームセンターなどに売っているよ。
2
実験1と同じように、バナナを箱に保存し、1~2日後のようすをくらべる。
つまずきポイント
・バナナは新鮮で青みがかったものを買うこと。
・バナナを持つときはていねいに持ち、なるべく柄のところを持つようにしよう。
・初夏から夏の日差しの強い時期に実験すること。
・紫外線チェックカードは、インターネットサイトなどで手に入るよ。夏期には、化粧品を扱う店などでも売っているね。紫外線で色が変わる製品には、絵の具やビーズなどもあるんだ。
・暗所に保存するのは、実験時以外に光を当てないためだよ。
・日光に当てたバナナに1日たっても変化がないときは、紫外線の強さが十分でなかったと考えられるので、天気のよい日にもう一度やってみよう。
・途中で日かげになったりしないように、長く日光の当たる場所を選ぶこと。
・紫外線の強い10時から14時くらいの時間に行うといいよ。
・紫外線カットフィルムは、家や車などの窓にはるもので、ホームセンターなどに売っているよ。
まとめ方
すこしだけまとめ方の例を紹介。まとめ方の例とくわしい解説、発展研究は「中学生の理科 自由研究 差がつく編」の本にのっているよ。
この実験 とレポート例 がのっている「中学生 の理科 自由 研究 差 がつく編 」について
注意
- バナナは
使 っていいものかどうか、おうちの人 にたしかめよう。 実験 に使 ったバナナは食 べないこと。- はさみを
使 うときは、けがをしないように気 をつけよう。 外 で実験 するときは、ぼうしをかぶって、こまめに水分 を取 ろう。
実験 をするときの注意
実験 をする前 に必 ずおうちの方 といっしょに読 んでね。
実験 をするときは、必 ずおうちの人 に実験 することを伝 えておこう。実験 に使 う材料 や道具 などは、使 ってよいものかどうか、おうちの人 に確 かめよう。火 や化学 薬品 、電気 製品 などを使 うときは、かならずおうちの人 といっしょにしよう。- つまようじやフォーク、シャープペンシルのしんなど、
先 のとがったものを使 うときは、けがをしないように気 をつけよう。 - はさみやカッターナイフを
使 うときは、けがをしないように気 をつけよう。 - むずかしい
実験 をするときは、おうちの人 に手伝 ってもらおう。 実験 に使 った食 べ物 などは、絶対 に口 に入 れないこと。実験 が終 わったらきちんとあとかたづけをし、実験 に使 ったものを、家族 が口 に入 れたりしないように気 をつけよう。実験 で使 ったものや作 った作品 は、小 さい子 の手 のとどかない場所 にしまうこと。実験 をしたあとは、必 ず手 をよくあらうこと。