ハチはどうして人をさすの

ハチはどうして人をさすの

ハチを見(み)ると、すぐさされることが頭(あたま)にうかび、ハチが近(ちか)づいてきただけでソワソワしてしまいます。しかし、本当(ほんとう)はそんなにこわがらなくてもいいのです。何(なに)もしない人(ひと)を、ふつうハチはさしません。ハチがまわりをブンブン飛(と)んでいても、じっとしてさえいれば、さされることは、ほとんどありません。

もし、じっとしているのにさす虫(むし)がいたら、それはアブのなかまです。アブのなかには、人(ひと)の血(ち)をすう種類(しゅるい)がいるからです。 ハチには、人間(にんげん)の体(からだ)の血(ち)をすう種類(しゅるい)はいません。
しかし、ときどきハチが人(ひと)をさすという話(はなし)を聞(き)きます。それは、人間(にんげん)がハチの巣(す)に近(ちか)づきすぎるからなのです。
たとえば、春(はる)のころのハチは、夢中(むちゅう)になって巣(す)づくりをしていますから、人(ひと)が指(ゆび)でさわるとか足(あし)でふんだりしないかぎりは、さすことはありません。巣(す)づくりにいそがしくて人(ひと)をさしているひまなどないのです。
ただ、夏(なつ)から秋(あき)にかけてのころ、巣(す)が大(おお)きくなりハチの家族(かぞく)がふえてくると、ちょっと危険(きけん)です。近(ちか)くの草(くさ)をゆすったり、そばを通(とお)ったりしただけでも、ワーッと追(お)いかけてくることがあるのです。これは、ハチが巣(す)をこわされたり、取(と)ったりされると思(おも)いこみ、それをふせごうとして人(ひと)をさすのです。ですから、巣(す)を見(み)つけても、あまり近(ちか)づかないで、静(しず)かにそっと通(とお)りすぎるようにしましょう。そうすればハチはむやみにさしたりはしません。

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