【探Qキッズが体験!】「FMVパソコン組み立て教室」に参加したら、パソコンがもっとおもしろくなった!

【探Qキッズが体験!】「FMVパソコン組み立て教室」に参加したら、パソコンがもっとおもしろくなった!

みんながいつも使っているパソコンがどうやってつくられているのか、考えたことはない? 今回は、パソコンを自分で組み立てることができるイベント「FMVパソコン組み立て教室」に探Qキッズが潜入してきたよ。工場見学やFMVに関わる人たちへの取材など、盛りだくさんの一日の様子をお伝えします!

探Qキッズ記者

島根富士通の入り口で記念撮影

たまごずし さん(小5)
オルタナティブスクールに通い、さまざまな人や企業とコラボレーションなどを行っている「たまごずし」です。普段からパソコンでプレゼン資料をつくったり、AIで小説や漫画をかいたりして楽しんでいます。いつか自分でパソコンを組み立ててみたいと思っていました!

今年で19回目!「FMVパソコン組み立て教室」って?

はじめまして! 新しく探Qキッズに仲間入りした「たまごずし」です。

2026年8月22日、私は島根県出雲市にある株式会社島根富士通を訪れました。今年で19回目を迎える「FMVパソコン組み立て教室」に参加することが目的です。

島根富士通の外観
出雲市にある島根富士通。会社の前には「製造不良“ゼロ”への挑戦」というモニュメントがありました。

富士通クライアントコンピューティング株式会社(以下、FCCL)が研究・開発・企画・設計・販売をしている「FMV」というブランドのパソコンが、ここ島根富士通の工場でつくられています。今回参加した「FMVパソコン組み立て教室」は、そのFMVを自分の手で組み立てられるイベントです!

パソコン組み立て教室の参加者

全国各地から、合計20組の親子が参加しました!

ふくまろとあらエッサくん

FMVパソコンのAIアシスタント「ふくまろ」(写真左)と島根県安来市のキャラクター「あらエッサくん」(写真右)がお出迎えしてくれました。

世界最軽量のパソコンを組み立てる!

ずっと楽しみにしていた「パソコン組み立て教室」の始まりです。今回は、世界最軽量約634g(※)の「FMV Zero」と、約35時間もバッテリーが持つ「FMV Note U」から好きなモデルを選んで、パソコンの中身から組み立てます。

私は「FMV Zero」を選びました。500mlのペットボトルとほとんど同じくらいの重さと聞いて、絶対に使いたい!と思ったからです。

※ 世界最軽量は14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとして。2026年1月7日現在、FCCL調べ

島根富士通のショールーム
1階ショールームにも飾ってあった「FMV Zero」。片手でもラクラク持てちゃう!

パソコンの組み立てに必要な部品を運んできてくれたのは、人ではなくAMRという自律走行搬送ロボット! 周りを確認しながら、ぶつからないように進んできて驚きました。

AMR(自動搬送ロボット)が登場

30㎏までの荷物を運べる搬送ロボットAMR。小さいのに力持ち!

パソコン組み立て教室の様子

子ども一人につき先生が一人ついてくれるから、わからないこともすぐに聞けて安心でした。

エプロンと、親指・人差し指・中指だけ指先が出ている手袋(組み立て作業でよく使う指だからだそうです)をつけて、準備完了。部品は静電気に弱いので、静電気対策のアースバンドも利き手と反対側につけました。これがあれば静電気でバチっと痛いのがなくなるから、冬につけたいなと思いました。

工場では熟練したスタッフが232点の部品を13分で取り付けているところ、今回は約6分の1の44点の部品を90分で組み立て体験します。

最初に取り組んだのはキーボードのネジ締めです。そのあと、パソコンの土台となるメインボードやキーボード、ケーブルなどの部品を順番に取り付けていきます。

パソコンのネジ締めに挑戦

ネジが小さいから、つかむのも締めるのも大変!

パソコンの中身をネジで締める

最後にキュッ!っと力を入れてネジを締めます。

いろいろな種類のネジがあって、かなり小さいネジを締めるときはちょっと苦戦しました。バッテリーなどは強く締めすぎてもダメだったので、力加減が難しかったです。でも、クルクル回してネジがカチッとはまると、ストレスが一気に解消される感じでスッキリしました!

隣で教えてくれた先生から「この小さいネジも、工場ではロボットがやってくれるんだよ」と聞いて、「えー! すごい!」と驚きました。

パソコン組み立て教室_キッズの様子

左手につけている青いバンドが静電気を防止するアースバンド。パソコンの中身を見るのも触るのも初めてで、壊してしまわないかドキドキでした!

パソコンの中身を組み立て中

小さくて精密な部品ばかりなので、ぶつけたり落としたりしないように注意しながら進めました。

パソコンの中身はとても繊細で、部品の位置が少しズレるだけでタッチパネルが使えなくなったり、キーボードが正しく動かなくなったりするそうです。前に自分のパソコンが壊れたときも、どれかの部品が外れたからかもしれません。これからは落としたりしないように、大切に扱わないといけないなと思いました。

最後はお母さんにも手伝ってもらってカバーをネジで取り付け、無事に完成! いよいよ電源を入れる瞬間が来ました。カウントダウンをして、みんなで一斉に電源を入れると……

画面に「FMV Zero」の文字が出てきました! 自分でつくったものが動く様子を見て、すごくうれしい気持ちになりました。

電源オンの瞬間

ドキドキしたけど、無事に電源がついてよかった!

パソコンと記念撮影

受付をしたときに撮ってもらった写真が壁紙になっていました!

外からは見えない小さな部品やケーブルが、パソコンの機能に大きく関係していることがとても印象に残りました。いつも使っているパソコンのことがたくさん知れて、参加してよかったです!

自分だけのゲームをつくる!AIワークショップにも挑戦

次は、今年が初めての開催となる「AIの体験」です。

今回は、AIでゲームづくりに挑戦! ということで、プログラムを書くためのアプリ・VS Codeに話しかけて、いろいろな指示を出しながら、自分だけのゲームをつくりました。

まずは、「上から降ってくる隕石を“よける”ゲームをつくって」と話しかけて、基本のゲームを完成させました。

これだけでも十分楽しいけれど、もっとおもしろいゲームにするために、AIにいろいろな指示を出しました。工夫したのは、次の内容です。

・銃弾で隕石を打てるようにした

・弾が当たる判定がシビアだったので、もっと簡単になるようにした

・未来の宇宙船みたいなかっこいいデザインになるように、飾り付けをした

・シューティングゲームみたいに、スナイパーのスコープとレーダーをつけた

・隕石を打つと爆発するアクションをつけた

AIワークショップに取り組む様子

やり方がわからなかったり困ったりしたら、先生がていねいに教えてくれました。

自分でつくったゲームをプレイ

実際にゲームをプレイしながら、少しずつ自分のやりたいゲームに近づけていきます。

自分の作品をみんなの前で発表

最後には、自分でつくったゲームをみんなの前で発表しました!

途中、なかなかAIが指示に従ってくれなくて、なんでかな?と考えながら、指示の出し方を工夫してみました。結果、かっこいい演出のゲームになってよかったです。もう少し変えたいところがあるので、家に帰ってからも続きに挑戦しようと思います。

ネジ締め対決や工場見学、重さ当てクイズなど盛りだくさん!!

ほかにも、いろいろなイベントがありました。

「匠と勝負! ネジ締め競争」では、電動ドライバーを使ってネジを10本締める時間の速さを競いました。最初はうまくネジが入っていかなかったけど、何回か練習するうちにコツがつかめてきました。

匠とネジ締め対決
手で締めるよりもずっと速く作業ができる!

ルーレットの結果、私たちのグループの対戦相手は、なんと島根県安来市のキャラクター「あらエッサくん」! あらエッサくんもがんばっていたけど(笑)、キッズチームの方が先に10本のネジを締め終えることができました。

あらエッサくんもネジ締め対決に参加
あらエッサくんも大健闘!

FMVをはじめ、いろいろなパソコンを生産している工場も見学しました。島根富士通の工場では、1階ではパソコンの中でとっても大切な部品であるプリント基板をつくり、2階で本体を組み立てているそうです。

島根富士通の工場内
24時間休まず働くロボットたち。

小さいサイズのネジ締めや1000個以上の部品を取り付けるような、人が作業するには難しいところはロボットが担当して、違ったモデルやカスタマイズされたパソコンを組み立てるところは人が柔軟に対応していると聞いて、人とロボットが適材適所でがんばっているのだと感じました。

工場で機械が働く様子
素早く正確に部品を取り付けたり間違いがないかチェックしたり……ロボットが大活躍!

お楽しみのクイズコーナーでは、制限時間内に「FMV Zero」と同じ重さ(634g)になるようにお菓子をカゴに入れる挑戦をしました!

クイズ大会
はたして、ピタリ賞は出るのでしょうか!?

何回も「FMV Zero」を持って、重さの感覚を確かめながら選んだから、自信満々だったけど……結果は742g! ジュースとゼリー数個よりもパソコンが軽いなんてスゴイ!

これで、イベントはすべて終了です。本当に盛りだくさんの内容で、パソコンのことにより詳しくなれました。この経験をきっかけに、これからもパソコンや機械について、さらに調べてみたいと思います!

参加したキッズの感想

参加者の声①
参加者の声②

驚きがいっぱい! FMVに関わる人たちにインタビュー

今日つくったパソコンのことをもっと知るために、FMVに関わる人たちを取材させてもらいました!

島根富士通 宮下浩之社長に話を聞きました!

島根富士通の宮下社長
いろいろなことを教えてくれる、とてもやさしい宮下社長!

――どうして海外ではなく、島根でパソコンをつくっているのですか?
お客様のニーズに合ったパソコンをつくること、日本国内で製造することで早く納品できること、そして、より高い品質のものをお届けできること。この3つが大きな理由です。

――昔は半導体をつくっていたと聞きました。いまも半導体工場のままだったら、どうなっていたと思いますか?
よく知っていますね( 笑 )。もしも半導体工場としてやっていたとしても、いまと同じように改善を繰り返しながら、新しい製品を生み出す会社になっていたと思いますよ。

――失敗したパソコンはどうなるのですか?
部品を交換して、新しく生まれ変わった状態にします。ただ、全部を交換するのではなくて、一部は開発をしている部署に渡して、どこが問題だったかを分析し、次は失敗しないよう改良するために利用しています。

――島根富士通の工場の自慢はどこですか?
人間と機械がそれぞれ得意な部分を担当して、いっしょにパソコンをつくっている点です。そのおかげで、より早く、よりいいものをお客様にお届けできています。

宮下社長と記念撮影
宮下社長と記念撮影!

FCCL執行役員常務/COO 栗田克彦さんに話を聞きました!

FCCLの栗田さん
未来のパソコンについても、たくさんのお話をしてくれた栗田さん。

――AIがもっと進化したら、パソコンはどう変わると思いますか?
欲しい答えが早く返ってきたり、難しい文章を簡単に表現してくれたりと、自分がやりたいこと、できることがもっともっと増えると思います。ただ、その情報をどう使いこなすかは私たち人間次第なんですよね。AIができることと人間がすべきこと、その棲み分けが必要かなと思います。

――外国と日本で、人気があるパソコンは違いますか?
日本は電車に乗って通勤する人が多いから、持ち運びしやすい軽いパソコンの人気が高いです。でも海外は車移動が多いから、薄さや軽さよりも、大きさとか頑丈さが求められる傾向があるかもしれません。生活環境によって、人気があるパソコンは変わりますね。

――パソコンをつくる仕事に就くには、何を勉強するといいですか?
理科や算数は役に立つかなと思います。ただ、かっこいいパソコンの形を考えたり、お客様とコミュニケーションをとったりすることも大切なので、学校の勉強すべてが必ず役に立ちますよ。

FCCL執行役員常務/コンシューマ事業本部長 高嶋敏久さんに話を聞きました!

FCCLの高嶋さん
「お客様に喜んでほしい」という高嶋さんの想いが伝わってきました。

――FMVは、日本で一番人気がある個人向けのパソコンだと聞きました。その理由は何だと思いますか?
おかげさまで、4年連続ナンバーワンに輝いています。これもすべて、私たちの会社のスローガンである「お客様の困り事を製品で解決する」ために、日々お客様や販売店様の声を吸い上げて、パソコンの開発・製造をしているからだと思っています。

――子どもの意見がパソコンに採用されたことはありますか?
お子さんたちの使い方を見て、製品に反映させたことがありますよ。小学生の子たちは穴があると鉛筆などを刺しちゃうことが多くて、故障につながっていることを知り、できるだけ穴を埋めました( 笑 )。もっともっと、たまごずしさんたちの意見や使い方が知りたいので、ぜひ教えてください。

FCCLプロダクトマネジメントセンター長 小中陽介さんに話を聞きました!

FCCLの小中さん
すごい技術が集まって、FMVなどのパソコンがつくられていることを教えてくれた小中さん。

――つくるのが一番難しい部品は何ですか?
できるだけ軽くするために、ものすごく薄いガラスを使って液晶をつくっています。その組み立てが非常に難しいです。

――ブロックのおもちゃみたいにパチッと部品などをはめたら完成するパソコンのセットをつくれば、もっと簡単に安くできると思うのですが、難しいですか?
じつはデスクトップのパソコンは、ある程度つくられたパソコンの中身を組み合わせて、カスタマイズできるような形になっています。ノートパソコンでそれをやると、どうしても重くなってしまうから、軽さや薄さを追い求めているとちょっと難しいかな。でも、すごくいいアイデアだと思います!

ついに届いた、自分だけのパソコン!

ついにパソコンが届いた!
お土産よりもパソコンの方が軽い!

数日後、ついに自分でつくった「FMV Zero」が届きました! あらためて持ってみると、本当に軽い! お父さんが「おもちゃと間違えてしまうくらい、ものすごく軽いね!」とビックリしていました。

FMVを使ってプレゼンに挑戦

先週末、仙台で開催されたイベントにもこのパソコンを持っていって、プレゼンをしてきました。話を聞いてくれた人にパソコンの紹介をしたら、ほぼ全員がパソコンを手に取って「軽い!」「自分で組み立てたなんてすごい!」「その組み立て体験は、どこでできるの?」と質問攻めにあいました(笑)。

資料をつくるのもゲームをするのも、かなりサクサク動いて快適です。もう手放せない私の相棒です。この相棒といっしょに、世界中を飛び回って、いろんな人の困り事を解決したいと思います!

取材・文/たまごずし(探Qキッズ) 編集/水谷映美 撮影/鈴木謙介 制作協力/富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)

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