クイズでSDGsチャレンジ! 楽しく目指せ、SDGsマスター
「SDGs(エスディージーズ)」という
SDGsって何 ?
SDGsは「Sustainable Development Goals(サステイナブル・デベロップメント・ゴールズ)」、日本語で「持続可能な開発目標」の通称。経済、社会、環境などさまざまな問題について、それらを解決して、よりよい未来を実現するため、2015年に国連で世界のリーダーたちが決めた世界共通の目標です。2030年までに達成すべき17のゴール・169のターゲットが設定されています。「地球上の誰一人取り残さない」との考え方を掲げています。

学校 でも、企業 でも
SDGsはこれからの世界の行動目安として、日本でも国や多くの企業がSDGsを意識した活動に取り組んでいます。みんなにとっても、学校での総合的な学習の時間や、探究学習、自由研究のテーマとして触れるのではないでしょうか。そんなSDGsを、みんなに取り組みやすい形で紹介するのが『まんがとクイズでわかる!なるほど「SDGs」』と、今回のクイズ記事です。よりよい未来のためにも、日頃の学習のためにも、楽しみながら学んでください。
また学研キッズネットには、SDGsについて学べるまんが連載「地球防衛隊SDGs」もあるので活用してみて。
さあ、SDGsクイズにチャレンジ
問 1の解説

地中にうもれているのが確認されている石油は、あと50年で取り終えてしまいます。同じように、天然ガスはあと51年、石炭はあと132年と予想されています。いずれも2018年時点の計算です。、石油などの化石燃料は、数千万年前~数億年前も昔の植物や動物の死がいが地層の中にうもれ、熱や圧力によって、長い時間をかけて燃料となったものです。すぐにはつくれないのに、近代化とともに大量に使い続けているので、いずれはなくなってしまうものです。
まんが「地球防衛隊SDGs」第6話 地球を救うエネルギー③
「地球防衛隊SDGs」第6話解説編「化石燃料と再生可能エネルギー」
問 2の解説

世界の食料生産量の3分の1、13億トンが捨てられています。捨てられる理由は、先進国では食べ残しや賞味期限切れなど、発展途上国では収穫した作物の管理施設の衛生状態の問題などがあります。食べることなく捨てられる食料は年間で20億人分にもなります。
まんが「地球防衛隊SDGs」第25話 近くにもある! 飢餓問題②
「地球防衛隊SDGs」第24・25話解説編「世界で起きている飢餓」
問 3の解説

日本では、国民414人に対して一人の医師がいます。アフリカ地域のマラウイという国では、国民6万3694人に対して一人の医師しかいません。みんなが安心して病院に行き、必要な治療を受けられるようにするには、①十分な数の医師や看護師、保健師がいること、②治療に必要な機械や設備を整のえること、③医療保険など治療を受けやすくするしくみやサービスがあること、この3つが欠かせません。
まんが「地球防衛隊SDGs」第28話 健康について考えてみよう!②
「地球防衛隊SDGs」第27話・28話解説編「病気になったら病院へ…は当たり前?」
問 4の解説

平等に教育を受けられるため、公立小学校に通う児童一人当たり年間約97万5000円が税金で負担されています※。お金についての不平等をなくすためのしくみのひとつが税金です。学校教育のほかにも、病気になったときの手当や、生活に困った人たちを助けるためのお金としても使われます。税金の使い道は、そのときの社会情勢で変わります。最近は高齢社会となり、医療や年金に多く使われるようになっています。
まんが「地球防衛隊SDGs」第43話 不平等について考えてみよう!③
「地球防衛隊SDGs」第43話解説編「お金の不平等をなくすための、税のしくみ」
※参照
問 5の解説

日本は17ある目標のうち、6つの目標で「深刻な課題がある」という最低評価になっています。その6つは、「5ジェンダー平等を実現しよう」「12つくる責任つかう責任」「13気候変動に具体的な対策を」「14海の豊かさを守ろう」「15陸の豊かさも守ろう」「17パートナーシップで目標を達成しよう」です。2030年までに17の目標すべてを完ぺきに達成するのは難しいかもしれませんが、「達成できなかったら負け」ということではなく「どれだけ前に進めたか」を大事にしましょう。
まんが「地球防衛隊SDGs」第50話 SDGsの活動は意味あるの?①
「地球防衛隊SDGs」第50話解説編「SDGs達成度、日本は19位!?」
お友 だちが考 えたSDGsクイズにも挑戦
学研キッズネットは、「おおさかATCグリーンエコプラザ」とコラボして、みんながSDGsを学べるミッションを実施しています。ミッションは、エコプラザにあるさまざまな企業や団体のSDGsへの取り組みが学べる展示をみて、SDGs の①クイズをつくる、②ランキングをつくる、③新聞やまんがをつくるーの3つ。つくったクイズなどの作品は、学研キッズネットに投稿できるしくみです。たくさんのお友だちが、ミッション①で考えたSDGsクイズをまとめているページがあるので、ぜひ挑戦してみて。
日常 のSDGsを発見 、解決策 に取 り組 める一冊
ここで、もうひとつ問題です。
Q地球上では、どれくらいのペースで生き物が絶滅しているでしょうか?
①約3か月に1種
②約13日に1種
③約13分に1種
例えば、1年間で計算すると、①なら4種。②なら28種、ふむふむ。③なら4万種!? いやいや……。
この問題の気になる答えと解説、ほかにもおどろきの3択クイズがたくさんのっているのが『まんがとクイズでよくわかる!なるほど『SDGs』』です。

この本では、タイトルの通り、まんがとクイズを使って、みんなが楽しく、そして効果的にSDGsについて学べる本です。17の目標すべてについて、入り口としてみんなと同年代の小学生を主人公としたまんがを用意。そして、お友だちにも出したくなるようなクイズを出題しています。さらに、SDGsの課題解決に向けての取り組みや、自由研究などに活用できる研究テーマ例も紹介しているので、学びを深めつつ、すぐに自分も行動に移せるような一冊になっています。本の内容を少し詳しく紹介します。
ポイント1:小学生 にも身近 なSDGsの課題 をまんがで発見 !

SDGsの17の目標ごとに、まず身近にある課題を発見するためのまんがを用意しています。主人公は、みんなと年齢も、日常生活も近い小学生の空たち。きっと空たちを通じて「そうそう」「あるある」という思いとともに、じつはSDGsの課題が、自分の身の回りにあることに気づけるはずです。そして、まんがの次には、課題についての解説ページが続き、しっかりと問題点や原因などを学ぶことができます。
ポイント2:おどろきあるクイズで、もっと知 りたくなる!

17の目標に3問ずつ、全部で51問のクイズを出しています。きっと答えにおどろくような問題ばかりで、クイズに挑戦して楽しい気持ちと、SDGsの課題の重大さが感られるはずです。お友だちや家族にも出してみたくなるに違いありません。
ポイント3:課題 解決 へすぐにチャレンジできる!

17の目標ごとに、まんが、課題の解説、クイズ、答えの解説を順番に読んで、詳しく学んできたあとは「いますぐできる!?世界を変えるSDGsアクションにチャレンジ」ページです。学んだ課題について、みんなでも挑戦できる解決へ向けた取り組みの例を紹介しています。本のいちばん最後には、自由研究に活用できるSDGsの研究テーマを、「調べ学習」「実験」「工作」「観察」の4つのカテゴリーに分けて紹介していて、学ぶだけでなく、学んだことをすぐに行動に生かせるような仕組みになっています。