学研 × 朝日新聞 キッズネット

中学受験ってどうなの? わが子にあった進路の考え方

中学受験ってどうなの? わが子にあった進路の考え方

子ども一人ひとりの個性や特性を大切にした教育の多様化が進む中、中学受験の存在感が強まっています。近年、首都圏で中学受験に挑戦するのは小学6年生のおよそ5人に1人。カリキュラムなどに特色のある私立中学は、子どもたちが自分らしく学べる環境として、確かな選択肢のひとつになっています。7月は各校で学校見学やオープンキャンパスが開かれ、検討を始めるよいタイミング。ここでは人気を集める、多様な教育の特色はどういったものか、簡単に見てみましょう。

中学受験は選択肢のひとつ

中学受験をして特色ある私立中学に進むことに一定のメリットはありますが、受験をせず地域の公立中学に進んだ先にも魅力的な選択肢は広がっています。ここでは多様化する教育それぞれの特色と、具体例、どんな子どもにおすすめかを簡単に紹介します。

多様化する特色ある教育

自分で課題解決、自信がつく探究学習(PBL)

自分で問いを立て、調べ、考えて、その答えを探し、表現する学習方法。知識の習得や、あらかじめ正解が決まっている問いとは異なり、課題を見つけたり論理的に考えたり他者と意見交換したりする力が必要です。探究学習に力を入れた教育では、将来、社会で未知の課題に直面したときの主体的な問題解決力が育まれます。

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校(東京都多摩市)では、「実践型」の地域探究授業を行っています。毎週水曜日の午後の授業は「探究」だけ。多摩市の地域課題を考え、行動に移すことを目的にしています。その活動を支援するために、毎週、多摩市役所の職員が公務で駆けつけてくれます。地域の人たちが求めることを考え、ひたすらに実践を重ねています。誰かに語れる経験と確かな自信を得たい子どもにおすすめです。

多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校(東京都多摩市)の校舎
探究学習に力を入れる多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校
多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校(東京都多摩市)の校舎
多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校で授業を受ける生徒

学業・生活両面でメリットのある寮のある地方校

各学校の学業面での特色に加え、遠方からの志望者も受け入れられる寮を備えている学校があります。自然環境に恵まれた立地の学校であることも多いです。親元を離れるため、自立心を育めると同時に、集団生活による協調性や学習習慣などを身に着けることができます。担当職員や先輩が学習面・生活面でサポートしてくれる点にもメリットがあります。

札幌光星中学校(北海道札幌市)では、オーストラリアへの研修旅行や短期語学留学、ハワイや韓国の姉妹校、フィリピンの児童養護施設などとの交流を通し、グローバルな視点を育む環境が整っています。寮が完備されており、全国からの入学も受け入れる体制が整っています。カトリックミッションスクールの一人ひとりを大切に見守る温かな雰囲気のもと、仲間との協働作業を通し、一緒に何かを創り出すことに喜びを感じられるような子どもにおすすめです。

札幌光星中学校の校舎
札幌光星中学校
札幌光星中学校の授業風景
札幌光星中学校の寮で食事をする生徒たち

未来へ、世界へ視野が広がるその他の特色

多面的な思考力を育み、課題を主体的に解決する力を育てるために、文系理系で区切らず分野を融合的に学ぶ学科を新設された学校や、理数系のSTEM教育に力を入れる学校もあります。

利晶学園中学校・高等学校(大阪府富田林市)では、5教科すべてで「対話型論証」を実践し、自ら考え、根拠をもって伝える力を育てます。文理融合の視点と思考の方法を獲得するための学びや行事もあります。また、すべてのコースで国際的な学びに触れ、第一線で活躍する人々や大学・企業との出会いなど、「本物」に触れる多彩な体験を用意しています。6年間の学びを通して、大学入試だけでなく、その先の人生を見据えた視野と選択肢を広げていきたい子どもにおすすめです。

世界基準の教育プログラム「国際バカロレア(IB)」の認定校や、多国籍・多文化の生徒が一緒に学ぶインターナショナルスクールは、国際的視野や語学力を培え、卒業後に海外大学へ進学するなど、世界を舞台に活躍する道も広がります。

一方、主に中学受験をしなかったケースにおける多様な進路選択のひとつに高等専門学校(高専)もあります。実験、実習を中心としたカリキュラムで「ものづくりのプロ」を5年間の一貫教育で育てます。卒業後は身に付けた技術を生かした即戦力として、産業界から求められる人材となります。

利晶学園中学校・高等学校の校舎
文理融合の学びに力を入れる利晶学園中学校・高等学校
利晶学園中学校・高等学校の授業風景
利晶学園中学校・高等学校の授業の様子

「正解」のため、選択肢を知ることから

多様化する教育の中から、どれを選ぶのが、子どもにとって「正解」でしょうか。
例えば、中学受験で志望校を絞り込む際は、その学校の校風や偏差値、大学進学の実績のほか、学費や通学の便も検討しなければなりません。ただ、もっとも大切なのは、わが子がどんな環境で伸びるのかを知り、その子が自分らしくいられる環境を選ぶことです。
「中学受験を迷っている」「子どもに合う学校がわからない」「新しい教育の選択肢を知りたい」ー。そんな家庭に向けて、最新の学校情報・教育トレンド・選択肢の比較をまとめた資料もあります。子どもの未来を広げるために、まずは選択肢を知ることから始めてみませんか。

子どもに合う”未来の学び”をみつけるための情報はこちら

制作/共和エージェンシー

PAGETOP