開発中の「職業トレカ」を体験!遊びながら“キャリア”について学べるゲームとは?【あそび まなび かがくラボ2026レポート】

2026年7月19日(日)に東京理科大学 葛飾キャンパス(東京都葛飾区)で開催された「あそび まなび かがくラボ2026」の様子をレポート! 今回は、朝日学研シンクエストとセガ エックスディー(※1)が共同開発中の、遊びながら「お仕事・職業」について学べるトレーディングカードゲームの先行体験型ワークショップの模様をお届けします。
※1 セガ エックスディーは、ゲーミフィケーションを活用し、企業や社会の課題解決に取り組む会社です。
※2 写真に写っているカードやプレイマットはすべて試作品となり、実際の商品とは異なります。
熱気に包まれた会場でカードバトル!
当日は計5回のワークショップを実施し、幅広い学年の子どもたちで会場はにぎわいました。カードのテーマは「職業」×「社会課題」で、ゲームを楽しみながら“キャリア教育”や“社会科”などに通じる幅広い知識・興味を深められる仕掛けになっています。
いろいろな「職業」を組み合わせて「社会課題」を解決
参加者は3つのテーブルに分かれ、テーブルごとにスタッフがつきルールを説明。バトルは1対1で行い、先攻・後攻を決めたら、それぞれ★(=ランク)1の「ミッションカード」を「ミッションエリア」に置いてスタートします。
ミッションの内容は「交通渋滞」や「フードロス」などの現実世界でまさに起こっているリアルな「社会課題」。自分のターンに「職業カード」を「アサインエリア」へ出し、カードの力を組み合わせてミッションの解決を目指します。
職業カードは、パイロットやプログラマー、宇宙飛行士などさまざまで、一定の条件で、より高いランクへ進化させることもでき、先に2枚のミッションを解決したプレイヤーの勝利!
難しそうに感じますが、子どもたちは真剣に聞き入っていて、ちゃんとルールを理解しているようでした。
ゲームに夢中になる子どもたち
早速ゲームスタート。最初は戸惑っていた子も、スタッフのサポートのおかげですぐに遊び方を飲み込み、どんどんゲームにのめり込んでいきます。

職業カードには「つくる」「つたえる」「うごかす」など6つの属性があり、一定の条件をクリアし、同じ属性の★1のカードに、★2のカードを重ねることで、昇格(=進化)させることができます。
たとえば★1の「プログラマー」が、同じ「つくる」属性の★2「CGデザイナー」に進化するなど、現実でもあり得そうな変化を遂げるところがキャリア教育に直結しているように感じました。
中には、「つたえる」属性★1の「マジシャン」が★2の「高校教師」になるなど変わり種もあり、バラエティに富んでいるところも魅力です。ランクも★3まであり、同じ属性の職業を探すのも楽しいポイント。
ミッションクリアのカギは、カードに書かれた「先進技術、健康、教育」という3つの項目と数値。組み合わせた職業カードの数値の合計が、ミッションカードの数値を上回るとミッション解決となります。
バトルは盛り上がりを見せ、会場中に子どもたちの笑い声やかけ声が響きます。ゲームが白熱し、相手の計算された巧みなプレイを見て「戦術と知恵を感じさせるぜ!」なんて発言も。
夢中になっているうちに、あっという間に終わりの時間がおとずれ、子どもたちは名残惜しそうにカードをテーブルに置いていました。
子どもたちの声を開発の参考に!開発者体験
ゲーム終了後は、子どもたちにアンケート。商品開発の参考にするため、体験した感想や意見をもらいます。ワークショップにはキッズネットの記事づくりなどに協力してくれる「探Qキッズ」の聡さん(小6)、翔さん(小5)、ひなたさん(小3)、尚輝さん(小2)も参加。追加でインタビューを行いました。

職業についてのアイデアや、「ミッションを増やしてほしい」、「もっと小さな課題のミッションがあるといいかも」などなど、具体的で「なるほど!」と唸るような意見がたくさん飛び交います。
中でも特に楽しそうにゲームをしていた聡さんは、「職業カードが『昇格』によって進化していくところがおもしろかった」と話してくれました。さらに「職業カードが進化するとき、全然別の職業に就くから唐突な感じがする」との意見も。まさに“開発者”の趣きです。「トレーディングカードで遊んだことはあまりないけど、ルールが簡単ですぐわかった。小さい子でも楽しめると思う」というお墨付きもいただきました。

ある保護者の方が「イベントやワークショップはたくさんあるけれど、親としては学びにつながるものが良い」と話してくれましたが、このトレーディングカードもまさに「社会課題の解決」や「職業理解」という、多分に学びの要素を含むもの。
子どもたちは「そんなことお構いなし!」という様子で遊んでいましたが、知らず知らずのうちに学びになっていて、子どもにも保護者にも嬉しいゲームだと感じました。子どもたちの声を反映してさらにブラッシュアップされた完成品が楽しみです。
(取材・文/清野 直 写真/布川航太)

















