メニュー閉じる

Case 46 SNS疲れ、してますか?/わが家のSNSトラブル ~ユカの事件簿~

Case 46 SNS疲れ、してますか?/わが家のSNSトラブル ~ユカの事件簿~

一日中スマホを手放せないユカはSNS疲れするのでしょうか? ユカに聞いてみたら意外な答えが。

忙しいからSNS疲れをしないユカ

SNS疲れという言葉はご存知でしょうか。

LINEのメッセージやTwitterのつぶやきが多すぎて追いきれなくなったり、相手から返信やイイネを期待されるのが重荷になったりと、好きでやっているはずのSNSで疲れを感じている状態を指しています。

娘のユカ(大学生)はどうでしょう。いつでもスマホをいじっていますが、SNS疲れしているのでしょうか。本人に聞いてみたところ、

「SNS疲れはないなあ。LINEで特定の人にしつこくからまれたときくらい」

だそう。

大学生はヒマがあってSNSにじゅうぶん時間がとれるからかな、などと考えていたら、ユカに怒られてしまいました。逆に忙しくて時間がないから、SNSに振りまわされなくなったそうなのです。

「必ず見てとか、すぐ見てとか無理だから、お互い気にしなくなったよ」

たとえばユカが大学に入ってすぐのころに、「このごろユカちゃんの返事が遅くて困る」と言う友だちがいましたが、その子もバイトを始めたとたん、パタリと言ってくるのをやめました。

即返信、即イイネのプレッシャーは中学、高校生

いまユカには、返信の早さや未読を気にするようすは見られません。一時期の、LINEが来た音だけで浮足立っていた姿がウソのようです。
ユカがメールやLINEのやりとりにいちばん追われていたのは高校時代で、まだSNS疲れという言葉もないころでしたが、そのプレッシャーの感じ方はまさにSNS疲れでした。

ユカのこの変化を見ていると、中学高校時代の

「メールが来たらすぐ返信しないといけない」
「投稿にはすぐイイネをつけたり、リプを送らないといけない」
「グループLINEの話題に乗りおくれないため、いつも参加する」

というプレッシャーは、みんなが似たようなスケジュールで生活しているから起こったように思えます。

授業と部活と塾……それらのない自由な時間帯がだいたい合っているからこそ、「すぐに」や「同時に」を強制しやすいのです。そして毎日学校で顔を合わせるためプレッシャーが増し、がんじがらめになりやすいのでしょう。

一難去ってまた一難

このように、子どもたちの即レスやイイネに対するプレッシャーは、ある程度しかたなく起こり、決定的な解決策もないけれど、学校生活の終了とともに自然に解消してしまうことも多いようです。

とはいえ、中高生の間に睡眠時間や学習時間を削ってSNSにあてているようであれば、時間が解決してくれるのを待つわけにもいきません。保護者がスマホの使用を制限したり、当人たちでルールを決めるよう仕向けたりすることも必要です。とくに年齢が低いほど保護者の助けが必要になるでしょう。

さて、そんなプレッシャーからは自由になったユカですが、よくよく聞いてみると、Facebookでの他人の充実した生活のアピールには悩まされているようです。これもまた、SNS疲れとして例にあがるものですね。

おいしそうな外食、留学生活、旅行、恋人……次々とアップされるキラキラ生活に、「とくに親しくない子だと、知りたくもないのになあ」とユカはぼやきます。うらやましい気持ちはもちろんありますが、忙しいのにタイムラインになかよしではない子の近況が大量に流れてくるのは正直ジャマだとユカは言います。そのため実名でおおぜいがつながるFacebookよりも、親しい子とフォローしあうTwitterやInstagramをユカは好んで使います。

同じような生活パターンと生活圏の中学高校時代ではアピールしがいがなかった部分が、それぞれの生活がちがってきたことで、新しいアピールとプレッシャーの種になったのです。

ひとつが終わったら次の悩み、SNS時代の悩みはいつまでも尽きることはなさそうです。

関連記事/わが家のSNSトラブル ~ユカの事件簿~

Case 40 身バレとディスられ、どっちが怖い?
Case 41 だまっていたら、わからない
Case 42 それってクソリプ
Case 43 ネット時代の新しい言葉、新しい意味
Case 44 スマホは高いの? 安いの?
Case 45 テレビとスマホ、ふたつのお茶の間
Case 47 こちら現場です
シリーズ「わが家のSNSトラブル ~ユカの事件簿~」Case 1からCase 10まとめ
シリーズ「わが家のSNSトラブル ~ユカの事件簿~」Case 11からCase 20まとめ
シリーズ「わが家のSNSトラブル ~ユカの事件簿~」Case 21からCase 30まとめ
シリーズ「わが家のSNSトラブル ~ユカの事件簿~」Case 31からCase 40まとめ
シリーズ「わが家のSNSトラブル ~ユカの事件簿~」Case 41からCase 50まとめ
シリーズ「わが家のSNSトラブル ~ユカの事件簿~」Case 51からCase 55(最終回)まとめ

マリ(まり)

マリ(まり)

マリ(まり)

サラリーマンの夫・大学生の娘(ユカ)との3人暮らし。
大学の恩師の「あなたは一生文章を書きつづけなさい」という言葉を真に受けて、今も日々ものを書いている。
現在はIT系の会社で、セミナー関連の仕事に携わっている。
趣味は映画鑑賞。年に100本みることがひそかな目標。

PAGETOP