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親子で感染症対策について話すきっかけに! 薬の開発体験&クイズショー by Meiji Seika ファルマ【あそびまなびかがくラボ 2026 レポート】

親子で感染症対策について話すきっかけに!  薬の開発体験&クイズショー by Meiji Seika ファルマ【あそびまなびかがくラボ 2026 レポート】

7月19日(日)に東京理科大学 葛飾キャンパス(東京都葛飾区)で開催された体験型教育イベント「あそび まなび かがくラボ 2026」の様子をレポート! 今回は、感染症対策について楽しくまなぶMeiji Seika ファルマのワークショップ&ステージショーの様子をお届けします。

【ワークショップ】3つの謎解きミッション+実験で薬の開発を体験!

「あそび まなび かがくラボ」は、東京理科大学、朝日学生新聞社、朝日新聞出版、朝日学研シンクエストが共同で開催した体験型教育イベント。その会場となった東京理科大学 葛飾キャンパスの一室に、白衣を着た子どもたちが集まりました。

Meiji Seika ファルマの体験型ワークショップ「集まれ、未来の科学者たち!『特効薬』をつくって世界を救おう!」の様子。
ブースでは白衣を貸し出しており、子どもたちは研究者になりきってワークショップに参加しました。

ここはMeiji Seika ファルマの体験型ワークショップ「集まれ、未来の科学者たち!『特効薬』をつくって世界を救おう!」のブース。教室後方には「材料エリア」と「未来の実験室」が用意されており、なにやら面白そうなことが始まる気配がします。

「未来から、SOS のメールが届きました」

講師の一言で、教室の空気がふっと変わりました。未来の地球では謎の感染症「ニゴルン病」が流行しているようで、子どもたちは[研究シート]をヒントに特効薬の開発を行います。

ワークショップで使用した[研究シート]。

「よーい、スタート」

講師の合図で、子どもたちは机の上の[研究シート]を開きました。まず挑戦するのは【ミッション1:病気の原因を究明!】。左右に並んだ 2 つのデータを見比べて違いを3箇所見つける、いわゆる間違い探しです。

答えがわかったら手を挙げて近くのサポート研究員を呼び、答え合わせをします。

「実際の薬の開発でも、こうやってたくさんのデータを集めて、違いや共通点を調べていくんです」と、講師が解説を挟みます。

ミッション1をクリアすると、次は教室後方の「材料エリア」へ移動して、【ミッション 2:特効薬の材料を集めよう!】に挑戦。クイズを解きながら、材料パーツを集めます。

「材料エリア」でクイズの答えとなるパーツを集めます。

あとで講師から解説がありましたが、このミッション2のクイズの答えになっているものはすべて、実際に薬やワクチンをつくるときに使われるものだといいます。たとえば、ニワトリの卵はインフルエンザワクチンの材料、青カビは感染症を治す時につかわれる薬(ペニシリン)の材料になります。

続く【ミッション3:材料を組み合わせよう】では、集めた材料パーツを使った組み合わせパズルに挑戦しました。

ミッション3のパズルがかなりの難関。最後の最後まで、試行錯誤しながらあきらめない子どもたちの姿が印象的でした。

3つのミッションをクリアすると、“特効薬らしきもの”(透明な液体の入った試験管)が手渡されました。子どもたちは本当に効果があるのかを確かめるため、会場後方の「未来の実験室」に向かいます。

未来の実験室では、「ニゴルン病で濁ってしまった茶色い液体」で実験を行います。

「これが、ニゴルン病で濁ってしまった液体です」

サポート研究員が取り出した容器には、茶色く濁った液体が入っています。子どもたちがそこに、手にした「特効薬らしきもの」を注ぐと..…

茶色の液体が、あっという間に透明に変わりました! これでミッションクリアです。

茶色く濁った液体に「特効薬らしきもの」を注ぐと……一瞬で透明に! 子どもたちも興味津々。

なぜ液体の色が変わるのか不思議でしたが、解説パートで講師から実験の種明かしがありました。茶色の液体は、ウイルスではなく、うがい薬。“特効薬らしきもの”の正体は、ビタミン C を溶かした水。色が消えたのは、うがい薬にふくまれるヨウ素と、ビタミン C が化学反応したからだったのです。

無事に特効薬を開発できたら、「未来の科学者」認定証シールをゲット。子どもたちが誇らしげに見せてくれました。

最後に、講師から一連のミッションについて解説があり、3つのミッションはそれぞれ、薬の研究開発に重要な要素を再現したものだったと明かされました。

解説パートでは、薬の開発に関わるクイズも出題。特に、「実際に薬を国に認めてもらうために提出する資料を印刷すると 1 メートル近い厚さになる」という話では、参加者から驚きの声が上がっていました。

ワークショップに参加した探Qキッズ(キッズネットの読者コミュニティメンバー)の鈴木さん(小学3年生)の保護者の方にお話しをうかがいました。

「コロナのころから、感染症に関しては割とシビアに家で話しているんです。だから今日、娘がすっと入っていけたのかもしれません。ちょうど予防接種の検診が近いので、注射を嫌がるうちの子に『こういうときのためにやるんだよ』と話そうと思います」

金色の認定証を胸に教室を出ていく鈴木さんの背中を見ながら、この日の体験が家庭で感染症予防について会話するきっかけになったらいいな、と感じました。

治療と予防、両方が大切。設立80年の想いを子どもたちへ

Meiji Seika ファルマは、抗菌薬とワクチンを中心とした感染症領域の医療用医薬品を手がける会社です。ペニシリンの製造から始まった歴史は、今年で80年を迎えました。

大型の一般向けイベントへの参加は今回が初めて、と広報・渉外部の木村さんは話します。

Meiji Seika ファルマ 広報・渉外部の木村さん

「これまで小学校への出張授業を行ったり、去年はもう少し小規模なイベントで一般の方への啓発活動をさせてもらいました。そうした経験を経て、今回のイベントに参加できてよかったです」(木村さん)

医療用医薬品を扱う会社ゆえに、感染症とワクチンの情報を、日々一般の方へ直接届けるルートは限られています。だからこそ、夏休みという機会に、子どもたちに”体験”という形で届けたい——木村さんは、この日の狙いをそう語りました。

「薬をつくるって、時間もお金もかかるんです。その大切さ、大変さを、みんなに知ってもらいたくて、今回は薬の開発体験というものを行いました。それに、今日体験してくれた子が、将来、製薬企業で働きたいなとか、新しい薬をつくってみたいなって思ってくれたらうれしいです」(木村さん)

【ステージショー】みんなで感染症とたたかえ! ワクチンクイズクエスト

この日、Meiji Seika ファルマはワークショップとは別の教室でステージイベントも行いました。TikTok「化学オタクの日常」で大人気のコンビ「のりのり&ひなひな」さんと一緒に、感染症にかかる仕組みやワクチンが体の中でどうはたらくかをクイズや実験を交えながら学べるパフォーマンスショーです。

「真面目に勉強しようとすると難しい内容も、ショーだと入り口として楽しく学べます」と木村さんは語ります。

パフォーマーを務めたのりのり&ひなひなさん。

クイズや実験への参加などを通じて会場には一体感が生まれていました。

ときにはのりのり&ひなひなさんが席の近くまでいき、子どもたち積極的にコミュニケーションをとって盛り上げました。

最後はウイルスのラスボスに見立てた巨大風船をみんなでやっつけて大団円を迎えました。

「製薬企業の役割は、薬を届けるだけではありません。正しい情報を判断できる環境を整えることも、大切な役割の一つだと考えています」と、木村さんは締めくくりました。

ワークショップやステージショーの参加者の表情を見ていると、今年設立80周年を迎えた同社の想いはイベントを通じてきっと親子へ届いただろうと感じました。

感染症対策について楽しく学べる自由研究——親子で感染症予防を話すきっかけにも

本イベントは終了していますが、キッズネットとMeiji Seika ファルマがコラボし、感染症対策について楽しく学べる3つの自由研究を開発しました。

自由研究は以下の3つです。

◆オリジナル石けん作りにチャレンジ! ~病気をふせぐ方法は?~

◆予防接種年表を作ろう

◆身近なものの「抗菌作用」を実験で確かめよう

詳細は「見えない敵とたたかう! 病気をふせぐヒミツ大研究」特集ページをご覧ください。

「見えない敵とたたかう! 病気をふせぐヒミツ大研究」特集ページ

いずれも身近な話題から感染症・予防接種・薬について深掘りできる内容になっています。夏休みの自由研究のテーマを探している方にも、感染症の話題を子どもとどう共有すればいいか悩まれている方にもおすすめです。

夏休みにはぜひ、ご家庭で感染症対策についてお子さんと話をしてみませんか?

 

(取材・文/染谷遥 写真/我妻慶一)

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