たいげんどめ【体言止め】 文や詩歌の句(く)の最後(さいご)を体言で終わること。文や句(く)を終わりまで言いきらずに打ち切って表すことで,読者にひきしまった感じや余韻(よいん)をあたえ,印象(いんしょう)を深める働(はたら)きをする。コーチ 「春の苑紅(そのくれない)にほふ桃(おうもも)の花 下照(したて)る道に出(い)で立つを(お)とめ」(大伴家持(おおとものやかもち))は,「を(お)とめ」と体言で止めている例(れい)である。