言語聴覚士になるには?仕事内容や必要な資格などを解説!

言語聴覚士

「話(はな)す・聞(き)く」「食(しょく)べる」ことに困難(こんなん)がある人(ひと)を、検査(けんさ)や訓練(くんれん)で支(ささ)える言語聴覚士(げんごちょうかくし)。言語聴覚士(げんごちょうかくし)になるにはどうすればいい?この記事(きじ)では、子(こ)どもから高齢者(こうれいしゃ)までを支(ささ)える言語聴覚士(げんごちょうかくし)の仕事内容(しごとないよう)や向(む)いている人(ひと)、国家試験(こっかしけん)による資格(しかく)などを紹介(しょうかい)するよ。年収(ねんしゅう)や、病院(びょうい)や学校(がっこう)などで活躍(かつやく)する働(はたら)き方(かた)といったデータもまとめているよ。

言語聴覚士(げんごちょうかくし)に向(む)いている人(ひと)は?こんな人(ひと)にピッタリ!

人(ひと)を大切(たいせつ)にする気持(きも)ちが強(つよ)い人(ひと)。人(ひと)とコミュニケーションを取(と)ることが好(す)きな人(ひと)。根気(こんき)がある人(ひと)。

言語聴覚士(げんごちょうかくし)の仕事(しごと)内容(ないよう)を見(み)ていこう!

言葉(ことば)によるコミュニケーションや食(た)べ方(かた)に問題(もんだい)がある人(ひと)を手助(てだす)けする

お互(たが)いの気持(きも)ちや考(かんが)えを伝(つた)え合(あ)うコミュニケーションにはさまざまな種類(しゅるい)がある。そのひとつである「言葉(ことば)によるコミュニケーション」には、身体(しんたい)の機能(きのう)である聴覚(ちょうかく)(聞(き)く能力(のうりょく))・発声(はっせい)・発音(はつおん)・認知(にんち)などが関係(かんけい)している。その機能(きのう)が病気(びょうき)や事故(じこ)、先天的(せんてんてき)な障害(しょうがい)などで損(そこ)なわれた状態(じょうたい)では、言葉(ことば)によるコミュニケーションに問題(もんだい)が起(お)こることがある。言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)は、そうした問題(もんだい)を持(も)つ人(ひと)に対(たい)して、問題(もんだい)の原因(げんいん)を探(さぐ)るための検査(けんさ)・機能(きのう)回復(かいふく)の訓練(くんれん)・指導(しどう)などを行(おこな)って手助(てだす)けする専門家(せんもんか)だ。
たとえば聴覚(ちょうかく)に障害(しょうがい)があると、相手(あいて)の話(はな)し言葉(ことば)や自分(じぶん)の声(こえ)が聞(き)き取(と)れないために発音(はつおん)や声(こえ)の大(おお)きさが不自然(ふしぜん)になってコミュニケーションが取(と)れないことがある。その場合(ばあい)、言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)は、どのくらい聞(き)こえるのか検査(けんさ)を行(おこな)い、補聴器(ほちょうき)をつけてコミュニケーションを取(と)る方法(ほうほう)などの指導(しどう)や助言(じょげん)を行(おこな)う。また、脳(のう)の血管(けっかん)がつまったり破(やぶ)れたりする病気(びょうき)で脳(のう)が障(しょう)害(がい)を受(う)けると、病気(びょうき)が治(なお)っても言葉(ことば)がうまくしゃべれない問題(もんだい)が残(のこ)ることがある。さらに、声帯(せいたい)や舌(した)の病気(びょうき)によって声(こえ)がかすれたり舌(した)がもつれたりすることもある。その場合(ばあい)は、それぞれに合(あ)った発声(はっせい)方法(ほうほう)や舌(した)の機能(きのう)回復(かいふく)のための運動(うんどう)などを指導(しどう)する。
一方(いっぽう)、食(た)べ物(もの)のかみ方(かた)や飲(の)みこみ方(かた)に問題(もんだい)があって苦(くる)しんでいる人(ひと)のために、食(た)べ方(かた)・飲(の)み込(こ)み方(かた)の訓練(くんれん)・指導(しどう)も行(おこな)う。言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)が対象(たいしょう)とする相手(あいて)は、子(こ)どもから老人(ろうじん)まではば広(ひろ)い。病院(びょういん)だけでなく、学校(がっこう)や老人(ろうじん)ホームなどで問題(もんだい)を持(も)つ人(ひと)と家族(かぞく)を手助(てだす)けしている。

言語聴覚士(げんごちょうかくし)になるには?必要(ひつよう)な資格(しかく)・役立(やくだ)つ知識(ちしき)もチェックしよう!

言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)を目指(めざ)すための3つの道(みち)

言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)になるには、厚生労働省(こうせいろうどうしょう)が行(おこな)う「言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)国家(こっか)試験(しけん)」に合格(ごうかく)する必要(ひつよう)がある。だが、この試験(しけん)は誰(だれ)もが受験(じゅけん)できるものではない。受験(じゅけん)するには、法律(ほうりつ)で指定(してい)された学校(がっこう)に通(かよ)い、決(き)められた科目(かもく)を学(まな)んで言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)に必要(ひつよう)な知識(ちしき)と技能(ぎのう)を修得(しゅうとく)することが義務付(ぎむづ)けられているのだ。
受験(じゅけん)資格(しかく)を満(み)たす主(おも)な道(みち)は3つある。まず「高校(こうこう)卒業(そつぎょう)後(ご)、指定(してい)された大学(だいがく)や専門(せんもん)学校(がっこう)で3~4年(ねん)間(かん)学(まな)ぶ」方法(ほうほう)。さらに「一般(いっぱん)大学(だいがく)を卒業(そつぎょう)し、指定(してい)された大学(だいがく)・大学院(だいがくいん)の専攻科(せんこうか)や専門(せんもん)学校(がっこう)、あるいは大学院(だいがくいん)で2年(ねん)間(かん)学(まな)ぶ」方法(ほうほう)。そして「医療(いりょう)系(けい)大学(だいがく)などで言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)に必要(ひつよう)な科目(かもく)を修得(しゅうとく)し、指定(してい)された学校(がっこう)で1年(ねん)間(かん)学(まな)ぶ」方法(ほうほう)。また、外国(がいこく)の大学(だいがく)などで必要(ひつよう)な学業(がくぎょう)を修(おさ)めた人(ひと)は、厚生(こうせい)労働(ろうどう)大臣(だいじん)に認定(にんてい)されれば受験(じゅけん)資格(しかく)を得(え)られる。指定(してい)された学校(がっこう)へ通(かよ)わなくてはならないので、独学(どくがく)や通信(つうしん)教育(きょういく)で目指(めざ)すことはできない。

リハビリ専門(せんもん)の国家(こっか)資格(しかく)の中(なか)で女性(じょせい)が多(おお)い

身体(しんたい)に障害(しょうがい)のある人(ひと)が社会(しゃかい)復帰(ふっき)するための機能(きのう)回復(かいふく)訓練(くんれん)などを「リハビリテーション」、略(りゃく)して「リハビリ」という。リハビリを専門(せんもん)にする国家(こっか)資格(しかく)は3つあり、言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)はその1つ。ほかの2つは「理学(りがく)療法士(りょうほうし)」と「作業(さぎょう)療法士(りょうほうし)」。理学(りがく)療法士(りょうほうし)は、身体(しんたい)に障害(しょうがい)がある人(ひと)の運動(うんどう)機能(きのう)を回復(かいふく)させるために、温熱(おんねつ)・電気(でんき)などの物理的(ぶつりてき)な手段(しゅだん)を用(もち)いて治療(ちりょう)する。一方(いっぽう)、作業(さぎょう)療法士(りょうほうし)は、身体(しんたい)や精神(せいしん)に障害(しょうがい)がある人(ひと)の心(しん)身(しん)機能(きのう)を回復(かいふく)させるために、食事(しょくじ)や入浴(にゅうよく)など日常(にちじょう)生活(せいかつ)の動作(どうさ)や精神面(せいしんめん)のリハビリを行(おこな)う。同(おな)じリハビリを専門(せんもん)にする仕事(しごと)でも、言葉(ことば)や聞(き)く能力(のうりょく)の回復(かいふく)が中心(ちゅうしん)になる言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)は、ほかの2つに比(くら)べると力仕事(ちからしごと)が少(すく)ないためか、女性(じょせい)の方(ほう)が男性(だんせい)の4倍(ばい)多(おお)い。結婚(けっこん)・出産(しゅっさん)してからも働(はたら)ける仕組(しく)みになっていることも多(おお)く、女性(じょせい)が働(はたら)きやすい職場(しょくば)環境(かんきょう)のようだ。

なるためチャート!言語聴覚士(げんごちょうかくし)になるためのステップを図解(ずかい)するよ

キッズネットオリジナルの「なるためチャート」だよ!言語聴覚士(げんごちょうかくし)の仕事(しごと)につくための主(おも)な進路(しんろ)の例(れい)や必要(ひつよう)な情報(じょうほう)を図解(ずかい)しているよ。ぜひ参考(さんこう)にしてみてね!

言語聴覚士(げんごちょうかくし)の将来性(しょうらいせい)は?

高齢者(こうれいしゃ)化(か)社会(しゃかい)で言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)の出番(でばん)は増(ふ)える

日本(にほん)は、2040年(ねん)には高齢者(こうれいしゃ)人口(じんこう)が3921万(まん)人(にん)になると予測(よそく)されている。国民(こくみん)の3人(にん)にひとりが65歳(さい)以上(いじょう)になる計算(けいさん)だ。老化(ろうか)にともなって、耳(みみ)が聞(き)こえにくくなったり、認知(にんち)機能(きのう)が低下(ていか)して言語(ことば)が出(で)てこなくなったり、食(た)べ物(もの)が飲(の)み込(こ)みにくくなったりする人(ひと)が増(ふ)えると考(かんが)えられる。その手助(てだす)けをする言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)の必要性(ひつようせい)は高(たか)まっていくだろう。ちなみに、言語(げんご)聴覚(ちょうかく)士(し)が行(おこな)う「聴力(ちょうりょく)検査(けんさ)」、「補聴器(ほちょうき)をつける訓練(くんれん)」、「食(た)べ物(もの)を飲(の)み込(こ)む訓練(くんれん)」の3つのリハビリは、医師(いし)や歯科医師(しかいし)の指示(しじ)がなくては提供(ていきょう)できない。だが、言葉(ことば)を理解(りかい)して表現(ひょうげん)できるようにする「言語(げんご)訓練(くんれん)」や正(ただ)しい発音(はつおん)をできるようにする「構音(こうおん)訓練(くんれん)」は、医師(いし)の指示(しじ)なしでも提供(ていきょう)できる。その2つを提供(ていきょう)する専門家(せんもんか)として独立(どくりつ)・開業(かいぎょう)する道(みち)もあるだろう。

【データ】言語聴覚士(げんごちょうかくし)の年収(ねんしゅう)・働(はたら)き方(かた)・働(はたら)く場所(ばしょ)は?

収入(しゅうにゅう)は?

平均(へいきん)年収(ねんしゅう)は401~443万(まん)円(えん)。

休暇(きゅうか)は?

勤(つと)め先(さき)によって異(こと)なる。週休(しゅうきゅう)二日制(ふつかせい)だとしても、土日(どにち)が休(やす)みになるとは限(かぎ)らない。

職場(しょくば)は?

病院(びょういん)、診療所(しんりょうしょ)、リハビリテーションセンター、訪問(ほうもん)看護(かんご)事業所(じぎょうしょ)、老人(ろうじん)ホーム、小中学校(しょうちゅうがっこう)、特別(とくべつ)支援(しえん)学校(がっこう)など。

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