用意 するもの
- レモン果じゅう
- うずらのたまご
- とう明なプラスチックコップ(たまごが入るくらいの大きさ)
- はさみ
- カメラ
実験 方法
1
プラスチックコップをはさみで切って小さくしてうずらのたまごを入れる。
※プラスチックコップは、うずらのたまごを入れたときにレモン果じゅうにつかるくらいの大きさにする。
※はさみで切るときは、指などをけがしないように注意する。
2
プラスチックコップにレモン果じゅうを入れる。
※うずらのたまごがレモン果じゅうにつかるようにする。
3
毎日、たまごのからの様子を観察して、その様子をメモしたり、カメラでさつえいしたりして記録する。
4
一日おき程度にレモン果じゅうを入れかえる。
5
4日~5日程度でからが溶け終わったらたまごを取り出して観察して記録する。
なぜどうして?
たまごのからの構成成分は大部分が炭酸カルシウムで、レモン果じゅうのクエン酸と反応して、からがやわらかくなる。
この実験では、炭酸カルシウムでできたたまごのからをレモン果じゅうのクエン酸が溶かしたんだ。
体内に取り込まれたクエン酸には、カルシウムや鉄分など、体に吸収されにくい栄養分を溶けやすい形に変えるはたらきがある。
これをキレート作用といい、健康に役立つと言われているぞ。
また、細ぼうや血管がきずついたり、病気を防ぐ効果があるとも言われているんだ。
発展
レモンを切ったりしぼったりする手間がいらない100%レモン果じゅうがスーパーなどで売られている。
水でうすめて濃度のちがうクエン酸溶液を作り、たまごのからが溶けるようすを観察してみよう。
まとめ方
レモン果じゅうにうずらのたまごを入れ、からのようすを観察して表にしてまとめよう。
「まとめ方のコツ 実験の例」を見てみよう
注意
実験 をする前 に、やり方 をよく読 んでからはじめよう。- はさみを
使 うときは、ケガをしないように注意 すること。 - プラスチックコップの
切 り口 でケガをしないように注意 すること。 実験 中 は、プラスチックコップをたおしたりしないように、置 き場 所 に注意 しよう。- レモン
果 じゅうがついた手 で目 や顔 をさわったりしないこと。 実験 に使用 したたまごやレモン果 じゅうは、口 にしないこと。実験 のあとは手洗 いとあとかたづけをしよう。ゆかに置 いたままにすると、ふみつけてケガをすることがありあぶないよ。
実験 をするときの注意
実験 をする前 に必 ずおうちの方 といっしょに読 んでね。
実験 をするときは、必 ずおうちの人 に実験 することを伝 えておこう。実験 に使 う材料 や道具 などは、使 ってよいものかどうか、おうちの人 ひとに確 かめよう。火 や化学 薬品 、電気 製品 などを使 うときは、かならずおうちの人 といっしょにしよう。- つまようじやフォーク、シャープペンシルのしんなど、
先 のとがったものを使 うときは、けがをしないように気 をつけよう。 - はさみやカッターナイフを
使 うときは、けがをしないように気 をつけよう。 - むずかしい
実験 をするときは、おうちの人 に手伝 ってもらおう。 実験 に使 った食 べ物 などは、絶対 に口 に入 れないこと。実験 が終 わったらきちんとあとかたづけをし、実験 に使 ったものを、家族 が口 に入 れたりしないように気 をつけよう。実験 で使 ったものや作 った作品 は、小 さい子 の手 のとどかない場所 にしまうこと。実験 をしたあとは、必 ず手 をよくあらうこと。