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そら豆のスパニッッシュオムレツ/元気な子どもが育つ毎日のごはん【第4回】

そら豆のスパニッッシュオムレツ/元気な子どもが育つ毎日のごはん【第4回】

30代前半の女性が「そら豆ってさやに入ってるものだったんですね。豆のままなっているんだと思ってました」という発言を聞き、確かに旬の時期でも、さやからだしたそら豆がパック入りになっているし、料理したものしか見たことがなければ、さやに入っていることが想像できないかもしれないなと思いました。

「そら豆のスパニッッシュオムレツ」のレシピを見る

現在、ほとんどの食材が市場に通年出回っていますが、その季節でないと出回らないものもあります。今の季節なら、さやつきのそら豆やグリーンピースがそうです。

以前、30代前半の女性が「そら豆ってさやに入ってるものだったんですね。豆のままなっているんだと思ってました」という発言を聞き、確かに旬の時期でも、さやからだしたそら豆がパック入りになっているし、料理したものしか見たことがなければ、さやに入っていることが想像できないかもしれないなと思いました。

その後、ちょうどこの時期に親子料理教室があり、テーマ食材をそら豆にしました。

そして、さやつきのそら豆、グリーンピース、枝豆、そして絵本「そらまめくんのベッド」を用意。「そらまめくんのベッド」はご存じの方も多いと思いますが、ふわふわのベッドが宝物のそらまめくんが主人公で、大事なベッドがなくなってしまい、困ったそらまめくんは……というお話です。「ふわふわのベッド」がそらまめのさやなのですが、お話の中で、えだまめくんは小さいベッド、グリーンピースのきょうだいは細いベッドなど、ほかの“さや野菜”も出てきます。

まず、絵本を読んでから、「今日は本物のそらまめくんのベッドを持ってきましたよ!」と言って子どもたちに見せると、「本当にそらまめくんのはふわふわだ!」、「グリーンピースは細いね」、「先生、さやごと持って帰っていい?」と盛り上がりました。絵本だけでも食育になりますが、本物を見ることで、そら豆はさやに入っていることがしっかりとインプットされたと思います。そして保護者の方には、「この時期しか出回らないので、ぜひ、お家でもさやつきのものをお求めになって、いっしょにさやをむいてくださいね」とお伝えしました。春のたけのこ、秋の栗なども同様です。ゆでたけのこや、むき栗などもありますが、旬の時期は一度でいいので、お子さんとその食材を見て、調理して、季節を感じながら旬を伝えてください。

さて、そら豆は「豆」とつきますが、野菜に分類されます。加熱によりほっくりし、甘みが出るのは野菜としては糖質が多いからです。また、食物繊維や鉄、ビタミンB1も多く、ビタミンCも含まれます。塩ゆでしておけば、冷蔵庫で2~3日は持ちますので、お弁当のすきま埋めに重宝するほか、おやつ、酒の肴など、ちょっとつまめば栄養価もアップしますよ。

「そら豆のスパニッッシュオムレツ」レシピ

(エネルギー 222kcal、 塩分0.9g)

《材料》(直径18~20センチくらいのフライパン1個分、4人分)

卵 4個
塩 小さじ1/5
こしょう 少々
アスパラガス 2本(50g)
そら豆 6さや
ウインナソーセージ 4本
オリーブ油 大さじ2

《作り方》

1)卵をわりほぐし、塩、こしょうを加え混ぜる。アスパラガスとウインナーソーセージは小口切り。そら豆はさやからだし、黒い部分と逆の方に切れ目を入れる。

そら豆はさやからだし、黒い部分と逆の方に切れ目を入れる。

2)フライパンに湯をわかし、塩を多めに加え、そら豆を2分30秒ゆでてざるにあげて冷まし(水にとらない。とると水っぽくなって美味しくなくなる)、薄皮をむく。

3)フライパンにオリーブ油を熱し、ソーセージを炒め、アスパラガス、そら豆を加え、さっと炒め、1)を回し入れて半熟状になるまで大きくかき混ぜる。

4)ふたをして弱火で7~8分焼き、ひっくり返し(ふたを使うと便利)、弱火で2~3分焼き、皿にとりだし、食べやすく切り分ける。

※フライパンは直径18~20㎝前後のものが作りやすい。ひっくり返すときは、フライパンのふたや、フライパンより一回り大きい皿などにずらしてのせてから、上下が逆になるようにフライパンに戻すと簡単です。

牧野直子(まきのなおこ)

牧野直子(まきのなおこ)

牧野直子(まきのなおこ)

管理栄養士、料理研究家、㈲スタジオ食(くう)代表。
大学在学中から栄養指導や教育活動に関わる。メディア(雑誌、書籍、テレビほか)をはじめ、料理教室、講演会、病院や保健センター等で幅広く活動。わかりやすく、実践しやすい指導をモットーに、生活習慣病や肥満の予防・改善のための食生活指導や栄養指導に携わるほか、健康によく、簡単で、おいしい料理の提案を行っている。
著書に「元気塾弁」(女子栄養大学出版部)、「病気にならない新・野菜を食べる健康法」(マガジンハウス)、「2歳からのごはんBOOK」(NHK出版)、「ひと目でわかる料理の手習い帖」(池田書店)など。

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