お仕事マップとは
社会にはいろんな仕事があって、それぞれの役割をはたすことで成り立っているよ。たとえば、スーパーでものを売る仕事がなければ、きみはどこで食べ物を買えばいいかわからないだろうし、安全を守る消防士さんがいなければ、火事を消すこともできない。それぞれの仕事が、きみや家族の生活を豊かにしているよ。そんな、きみの普段の生活を支えてくれている仕事を取材して、地域のマップを作ってみよう。あらためてきみのまわりにいろんな仕事があることに気づかせてくれるよ。
用意するもの
【取材】
・ノート
・筆記用具
・カメラ(スマートフォンやタブレット、デジカメなど)
【お仕事マップ制作】
・撮影した写真をプリントしたもの
・ノートや画用紙など
・えんぴつ
・ペンやマーカーなど
・のり
取材の準備をしよう!
1 身の回りにどんな仕事があるのかを調べる
普段よく行くお店、お世話になっている人など、自分の身のまわりにある仕事にはどんなものがあるのかを考えて、どんな仕事をしている人に取材をするかを決めよう。
2 取材したい仕事を決めて取材先に取材のお願いをする

どこに取材したいかを決めたら、取材のお願いをしよう。取材先の人と相談して、何月何日に取材させてもらうか日時を決める。
ヒント!
・どんな仕事をしているかをたずね、仕事をしている様子を写真に撮らせてもらいたいと伝える。
・取材させてもらった内容や、撮影させてもらった写真は、自由研究に使うことを伝える。
・何時から何時まで取材できるのか取材時間を相談する。
・写真を撮ってはいけないところはあるかなど、取材するときの注意点を確認する。
3 取材ヒアリングシートを準備する
取材当日は、仕事をじゃましないように決められた時間内に取材を終えるようにする。そのために、事前にどんな質問をするかをまとめたノートや取材ヒアリングシートなどを用意しておこう。たとえば、「どんな仕事ですか?」「何時から何時まで働いていますか?」「やりがいはなんですか?」など、お仕事について気になることや聞きたいことを書いておこう。また、取材とあわせて撮影も行うのでカメラの準備も忘れずにしておこう。
ヒアリングシートのダウンロードはこちらから
写真を撮影するときに上手に写真を撮るための方法を紹介。「写真の構図/光でどう変わる? 写真撮影大研究!」を見てみよう。
4 取材して撮影する

取材当日は、まずはきちんとあいさつをする。事前に決めた注意点を守り、決められた時間で取材と撮影を終えるようにしよう。取材が終わったら仕事の邪魔にならないようにしっかりとお礼を伝えて帰る。
ヒント
・仕事をしている様子をカメラで撮ろう!
・どんなことをしている時の写真か、お話を伺いながらメモをとろう。
お仕事マップをつくろう
取材した内容や撮影した写真を使って、自分の街の「お仕事マップ」をつくる。
1 取材で撮影した写真をプリントする
撮影した写真の中から「お仕事マップ」に使う写真を選んでプリントする。その仕事の特長を表している写真を選ぶのがポイント。
2 選んだ写真にあわせて地図を描く
紙に、取材先のお店などの場所がすべておさまる地図を描いていく。まずは、主要な大きな道を1本の線で下書きする。大きな道にあわせて、そこに細かい道を描き足していくとつくりやすい。おおまかな街の地図を完成させる。
まずは大きな道から描く。
次に大きな道を軸に細い道を描き足していく。
3 できあがった地図の上に取材したお店の場所を描く
2で描いた街の地図に取材したお店(場所)の位置を描き込んでいく。すべてお店を描き込んだら、道に太さが出るようにペンやマーカーなどで清書して下書きの線を消す。
お店の場所を地図に描く。
最後にペンなどで清書する。
4 写真を貼りつけて取材した場所の名前を地図に書き込む
1でプリントした写真を地図に貼る。そのあとにお店の種類や仕事の内容などの情報を書き込めば「お仕事マップ」の完成。
その仕事を象徴するような写真を貼る。
お店の種類や仕事の内容などを書き込む。
5 まとめ方
完成した「お仕事マップ」に記載したさまざまな仕事について取材を通じて感じたこと、気づいたことについてまとめる。
まとめ例
※まとめ例に使用している写真は、アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」の過去の入選作品です。
写真説明文は応募時のものとは異なります。
ワークシートのダウンロードはこちら
発展:テーマを決めた「お仕事マップ」づくり
テーマを決めてお仕事マップをいくつかつくる。たとえば「食べ物を提供するお店」や「生活の安全を守る」など、テーマにそったお仕事の種類別のマップをつくると、じぶんの住む街にはどんな種類の仕事が多いのかなどがわかり、街の特徴を知ることができる。
アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」
お仕事マップ作りで撮影した写真を、写真コンテストに応募してみよう!株式会社アイデムでは、『アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」』を行っているよ。大人の働く姿を撮影した写真であれば応募OK!Webと郵送どちらでも応募できるよ。※応募するときには、取材をさせてもらった人たちにも伝え、許可をもらおう。
【応募スケジュール】
9月17日(水) | 応募受付しめきり(当日消印有効) |
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10月上旬 | 最終選考-入賞候補者へ連絡/元データ提出のお願い |
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11月中旬 | 入賞発表-朝日小学生新聞、朝日中高生新聞、アイデムホームページ上にて |
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11月29日(土) | 表彰式(予定)ー会場:東京都内ホテル |
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応募要項はこちら
アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」
注意
・取材してもよいかどうか、必ず許可を取ってから研究をはじめよう。
・写真を撮っていいかどうか、確認しながら進めていこう。
・店などで撮影をするときは、必ず行く前に許可をとり、お客さんなどのめいわくにならないようにしよう。
・会社などに電話をするときは、まず名前を伝えてから用件をはっきり話そう。相手のめいわくにならないように、電話で話している時間があるかどうか確かめること。
・人に話を聞きに行くときは、行く前に都合のよい日時を聞き、時間におくれないようにしよう。終わったら、必ずお礼を言おう。