用意 するもの
・備長炭(できるだけ細長くて固いもの)
・アルミホイル
・キッチンペーパー
・塩水(水100mlに対して、塩大さじ1杯)
・モーター
・プロペラ(なくてもよい)
やり方
じゅんび
①
塩水でぬらしたキッチンペーパーを備長炭にまく。備長炭の一方の先が少し出て、もう一方は備長炭がかくれるように、しっかりとおおう。このとき、備長炭とキッチンペーパーの間にできるだけ空気が入らないように、手でおさえてぴったりとまこう。
②
キッチンペーパーが少し出るように、アルミホイルをまく。アルミホイルが備長炭にふれないように気をつけよう。
実験
モーターにプロペラをつける。そしてモーターの導線の先をアルミホイルの上と、備長炭の上につけると、モーターが回る。
※プロペラはなくても、モーターが回っていることがわかれば実験は成功だよ。
うまくいかないときは、ここをチェック!
●キッチンペーパーがかわいていないか?
→→キッチンペーパーが塩水でぬれていないとモーターは回らない。キッチンペーパーがかわいてしまったら、塩水にひたしたキッチンペーパーをまきなおそう。
●キッチンペーパーにあながあいていないか?
→→空気をぬくためにキッチンペーパーをおさえたときに、キッチンペーパーが破れてしまう場合がある。あなのためにアルミホイルが備長炭に直接ふれるとモーターは回らない。やぶれていないキッチンペーパーで実験をやり直そう。
なぜ、モーターが回 る?
塩水(食塩水)は、電気を通す水溶液だ。また、備長炭はふつうの炭より高い温度で焼いてつくられていて、電気を通す。
まいているアルミホイルにキッチンペーパーにふくまれた塩水がつくと、アルミニウムが塩水にとけ出し、マイナスの電気を持った電子がアルミホイルに残される。その電子が導線からモーターを通って、さらに備長炭へと移動することで、電気の流れができる。この電気の流れ(電流)によって、モーターが回るんだ。
自由 研究 のヒント
・塩水のこさを変えると、モーターの回転のしかたは変わるかな?
・備長炭電池を2つつくって、直列につないだり、並列につないだりして、モーターの回り方のちがい(電流のちがい)をたしかめる。
・モーターを回したあとのアルミホイルのようすを観察する。