用意 するもの
- こな
寒天 水 食塩 計量 カップ- わりばし
- はかり
- なべ
- コンロ
- とう
明 のプラスチック耐熱 容器 - かん
電池 (9V) - 9V
電池 用 スナップ - ミノムシクリップ2
本 (ない場合 は・リード線 ・ビニールテープ・はさみが必要 ) 銅板 ・鉄板 ・ニッケル板 (3cm×3cmくらいをそれぞれ2まいずつ)軍手
※金属板、かん電池(9V)、9V電池用スナップ、ミノムシクリップなどは、インターネットの通販などで買うことができるので、おうちの人と相談しましょう。金属板が大きいときは、金属用はさみが必要。
銅板の代わりに、銅のワッシャー、ステンレスでない鉄くぎなどが使えます。いずれもホームセンターなどで手に入ります。
準備
寒天 を作 る。
1
なべに水とこな寒天を入れ、わりばしでかきまぜながら加熱する。
※水100mLに対し、こな寒天1g、食塩1gの割合にする。寒天は、あわ立てないように静かにかきまぜよう。
※電子レンジでもできるよ。600Wで2分加熱し、とけきるようにかきまぜる。
もう一度600Wで2分加熱する。食塩を入れてとかしきる。
注意:火を使うときは、やけどしないように注意すること。
2
ふっとうしてから3~4分ほど加熱したあと、食塩を加える。食塩がとけたら加熱をやめる。
※ふきこぼれないように気をつけよう。
3
寒天溶液をプラスチック容器に入れ(高さ2cmくらい)、そのまま冷まして固める。
※寒天は常温でも固まる。容器に入れる前に固まってしまったら、再び加熱すると液体状にもどる。
注意:プラスチックの種類によっては、高温で変形してしまうものもあるので、耐熱温度を確認しておこう。火から下ろしてすぐには容器に注がないようにしよう。
実験 方法
1
そうちを作る。
3cm×3cmくらいの銅板を用意する。少しくらい大きくてもよい。
注意:銅板を切らなければならないときは、手を切らないように注意しよう。軍手を使うと良い。
銅板の間が6cmになるように、寒天に2まいの銅板を平行にさしこむ。
かん電池、スナップ、ミノムシクリップをつなげる。
ミノムシクリップを使わないときは、ビニールテープでリード線をはりつけて配線する。
注意:+極と-極がふれると、ショートして危険。銅板につなげるとき以外は、図のようにしておく。
2
銅板にミノムシクリップをつなげて、そうちに電流を流す。
注意:火を使っている場所や、しめ切った場所では行わない。十分にかん気をすること。
3
銅板や寒天のようすを、60分間観察する。
1分後、10分後、30分後、60分後の写真をとり、ワークシートにはろう。
注意:
・長い時間電流を流し続けるのは危険なので、時間を守ろう。
・実験で使った寒天は食べられません。生ゴミとしてすてましょう。
4
同じようにして、鉄板、ニッケル板でもやってみよう。
・実験で使った寒天を生ゴミとして捨てる。
・銅板の実験で使った、とう明のプラスチック耐熱容器をよく洗う。
同じように寒天を作り、セットする。
まとめ方
時間ごとにとった写真をはってまとめる。
電池を外して一晩おいたら、+極側(赤)の鉄板から2cmくらいのところに、えび茶色の仕切りのようなものができた。
電池を外して一晩おいたら、+極側(赤)の鉄板から2.5cmくらいのところに、こい緑色の仕切りのようなものができた。
わかったこと
銅板を、+と-の電極にして電気を流すと、+極側から青い色が出てきて、-極側の銅板に向かって広がった。
このことから、+極側の銅が銅イオンに変化することがわかった。
金属によって+極側から出てくる色がちがうので、イオンの色は金属ごとにちがうのだと思う。
-極側から出るあわは何だろうと思って調べたら、水素であることがわかった。
注意
実験 は必 ずおうちの人 といっしょにやろう。実験 をする前 に、実験 のやり方 をよく読 んでからはじめよう。寒天 をつくるのがむずかしいときは、おうちの人 にやってもらおう。金属 板 を切 る作業 は、けがをしないように気 をつけること。実験 で使 った寒天 は食 べられません。生 ゴミとしてすてよう。実験 中 や実験 後 に、寒天 やその液体 が皮 ふについたらすぐに流水 であらい流 すこと。通電 し続 けるとあぶないので、観察 時間 を守 ること。