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なぜ? どうして? ロシアのウクライナ侵攻

なぜ? どうして? ロシアのウクライナ侵攻

ロシアが、西隣(にしどなり)にあるウクライナを相手(あいて)戦争(せんそう)(はじ)めました。ウクライナの(まち)はミサイルで(こわ)され、一般(いっぱん)市民(しみん)犠牲者(ぎせいしゃ)もでています。犠牲者(ぎせいしゃ)には()どももいます。どうしてこんな(かな)しいことが()こっているのか。みんなに()かるように、ウクライナ研究(けんきゅう)専門家(せんもんか)岡部(おかべ)芳彦(よしひこ)さんに(おし)えてもらいました。(2022(ねん)3(がつ)4(にち) 配信(はいしん)

日本(にほん)の「(となり)(となり)(くに)」でおきる身近(みぢか)危機(きき)

いつ、どこで、なにがあった?

2022(ねん)(がつ)24(にち)現地(げんち)時間(じかん))、ロシアが、その西側(にしがわ)(とな)()っているウクライナに、軍隊(ぐんたい)のミサイルや戦車(せんしゃ)使(つか)って()()みました。

どうして()()んだ?

理由(りゆう)(おお)きく2つ。
①ロシアと(なか)()くないグループに、ウクライナが(はい)るのをじゃまするため。そのグループは、アメリカやヨーロッパの国々(くにぐに)でつくる北大(きたたい)西洋(せいよう)条約(じょうやく)機構(きこう)(NATO、ナトー)です。ロシアがまだソビエト連邦(れんぽう)だったころに、敵対(てきたい)するグループとしてできました。(いま)は30か(こく)が、お(たが)いの(くに)協力(きょうりょく)して(まも)()っています。

②ロシア政権(せいけん)が「ロシア(じん)とウクライナ(じん)一体(いったい)である」という自分(じぶん)たちの(かんが)えだけで、ウクライナに()うことを()かせたいから。ロシアにとっては、ウクライナは「ロシア発祥(はっしょう)()」ともいえる場所(ばしょ)です。ロシアは、ウクライナ領土(りょうど)のうちクリミア半島(はんとう)を2014(ねん)(がつ)自国(じこく)()()み、今回(こんかい)攻撃(こうげき)直前(ちょくぜん)には東部(とうぶ)の2地域(ちいき)を「(べつ)(くに)」と勝手(かって)(みと)めて支配(しはい)()()れています。

どうして(いま)

ウクライナに()うことを()かせる方法(ほうほう)として、軍事力(ぐんじりょく)しかなくなったから。ロシアは毎年(まいとし)(ふゆ)になると、暖房(だんぼう)必要(ひつよう)な「天然(てんねん)ガスをやらないぞ」とウクライナに圧力(あつりょく)をかけていました。ただ、ウクライナが、天然(てんねん)ガスをロシア以外(いがい)からも()()れるようになり、(おど)しの効果(こうか)がなくなってきていたのです。

日本(にほん)世界(せかい)反応(はんのう)は?

日本(にほん)も、(おお)くの国々(くにぐに)も、軍事力(ぐんじりょく)使(つか)って無理(むり)やり()うことを()かせようとすることは国際(こくさい)ルールを(やぶ)っているといって、ロシアを()めています。(だい)二次(にじ)世界(せかい)大戦(たいせん)以来(いらい)(おお)きな戦争(せんそう)になるかもしれず、世界(せかい)自由(じゆう)平和(へいわ)危機(きき)であると心配(しんぱい)しています。
日本(にほん)欧米(おうべい)国々(くにぐに)協力(きょうりょく)して、ロシアとの輸出(ゆしゅつ)輸入(ゆにゅう)、お(かね)のやりとりをやめて、経済的(けいざいてき)孤立(こりつ)させることで、攻撃(こうげき)をやめさせようとしています。
欧米(おうべい)国々(くにぐに)は、ウクライナがロシアの攻撃(こうげき)()けないように武器(ぶき)もわたしています。

わたしたちの生活(せいかつ)への影響(えいきょう)は?

石油(せきゆ)天然(てんねん)ガスがたくさん()れるロシアからエネルギー資源(しげん)()(はい)らなくなれば、世界的(せかいてき)石油(せきゆ)天然(てんねん)ガスの()(だん)()がります。石油(せきゆ)使(つか)製品(せいひん)や、火力(かりょく)発電(はつでん)などの費用(ひよう)(たか)くなり、モノの値段(ねだん)電気(でんき)(だい)()がるかもしれません。
ウクライナは穀物(こくもつ)をたくさん(つく)っている(くに)です。エネルギー資源(しげん)(おな)じように、小麦粉(こむぎこ)やパン、(めん)などが値上(ねあ)がりするかもしれません。穀物(こくもつ)をエサにしている(ぶた)(うし)などの畜産(ちくさん)(ぎょう)にも影響(えいきょう)()そうです。

学校(がっこう)で、家庭(かてい)(かんが)えよう

日本(にほん)は、ロシアの東隣(ひがしどなり)(くに)です。(じつ)は、ウクライナは(とお)(くに)のようで、ロシアを(はさ)んで、日本(にほん)の「(となり)(となり)(くに)」です。そんな身近(みぢか)(くに)が、いま、どういう状況(じょうきょう)()かれているのか。報道(ほうどう)やSNSなどで発信(はっしん)されている、ウクライナ現地(げんち)(ひと)たちの言葉(ことば)(みみ)(かたむ)けてみましょう。

ウクライナってどんな(くに)

(きゅう)ソビエト連邦(れんぽう)(くに)で、ロシアとNATOの国々(くにぐに)(はさ)まれた位置(いち)にあります。首都(しゅと)はキーウ(キエフ)です。ルーツが(おな)じロシアとは「兄弟国(きょうだいこく)」といわれ、人口(じんこう)の2(わり)ほどがロシア(じん)です。伝統(でんとう)料理(りょうり)ボルシチやコサックダンスなど、ロシアのものと(おも)われている文化(ぶんか)も、元々(もともと)はウクライナの文化(ぶんか)です。
黒土(こくど)」という栄養(えいよう)がたくさんある土地(とち)で、小麦(こむぎ)やトウモロコシ生産(せいさん)など農業(のうぎょう)(さか)んです。またIT産業(さんぎょう)(さか)んで「東欧(とうおう)のシリコンバレー」とも()ばれます。経済的(けいざいてき)にまだ(まず)しいですが、(ゆた)かになっていく可能性(かのうせい)(おお)きく()っています。
(きゅう)ソビエト連邦(れんぽう)時代(じだい)原子力(げんしりょく)発電所(はつでんしょ)爆発(ばくはつ)事故(じこ)がおきたチョルノービリ(チェルノブイリ)があり、日本(にほん)(おな)じで原子力(げんしりょく)発電(はつでん)事故(じこ)経験(けいけん)している(くに)です。

ロシアってどんな(くに)

(きゅう)ソビエト連邦(れんぽう)中心(ちゅうしん)(こく)首都(しゅと)はモスクワです。国際連合(こくさいれんごう)(もっと)権限(けんげん)()っている安全(あんぜん)保障(ほしょう)理事会(りじかい)の5つの常任(じょうにん)理事(りじ)(こく)の1つ。反対(はんたい)すれば、すべての議案(ぎあん)()成立(せいりつ)にできる「拒否(きょひ)(けん)」を()っています。世界(せかい)公式(こうしき)(みと)められている核保有国(かくほゆうこく)でもあります。
世界(せかい)一番(いちばん)面積(めんせき)(ひろ)く、エネルギー資源(しげん)もたくさん()れます。
日本(にほん)天然(てんねん)ガスなどの(おお)くのエネルギー資源(しげん)輸入(ゆにゅう)しています。一方(いっぽう)で、北方領土(ほっぽうりょうど)をめぐる領土(りょうど)問題(もんだい)をかかえています。

もっと()りたいキーワード

監修(かんしゅう)岡部(おかべ)芳彦(よしひこ)
1973年生(ねんう)まれ。
神戸(こうべ)学院(がくいん)大学(だいがく)経済(けいざい)学部(がくぶ)教授(きょうじゅ)、ウクライナ研究会(けんきゅうかい)国際(こくさい)ウクライナ学会(がっかい)日本(にほん)支部(しぶ)会長(かいちょう)
日本人(にほんじん)(はつ)のウクライナ国立(こくりつ)農業(のうぎょう)科学(かがく)アカデミー外国人(がいこくじん)会員(かいいん)

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