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子どもと作るおせち料理/元気な子どもが育つ毎日のごはん【第15回】

子どもと作るおせち料理/元気な子どもが育つ毎日のごはん【第15回】

もういくつ寝るとお正月~♪ですね。おせち料理はどうされるでしょうか? スーパー、デパート、コンビニエンスストア、小売店などでもおせち料理が手に入る今だからこそ、お子さんといっしょにおせち料理を作ってお正月を楽しみませんか?

もういくつ寝るとお正月~♪ですね。おせち料理はどうされるでしょうか? スーパー、デパート、コンビニエンスストア、小売店などでもおせち料理が手に入る今だからこそ、お子さんといっしょにおせち料理を作ってお正月を楽しみませんか。

わが家は仕事柄、一通りわたしが作っていますが、息子が小学校中学年の冬休みの宿題に、料理や掃除など家族を手伝うというお題がありました。その際、息子が手伝ってくれたのが、好物のきんとん作りでした。当時の年齢では厚めにさつまいもの皮をむくのは難しかったので、わたしがむきましたが、ゆでたさつまいもをつぶす作業はとても楽しかったようです。

おせち料理にはそれぞれ意味合いがあるのはご存じですね。
きんとんはその金色から金運がよくなることを願う料理です。
伊達巻は巻物が書物に似ているため勉学の向上を。
田作りはカタクチイワシを田畑に肥料としてまくところから豊作を願う料理。
焼き物のエビは腰が曲がるまでの長寿を願い、
数の子は子孫繁栄の象徴。
ブリの照り焼きはワラサ→ハマチ→ブリと名前を変える出世魚から出世を願う縁起物。
煮物やなますにつかわれるれんこんは穴がたくさん開いていることから、見通しがよくなることが願われるなど、
新年に縁起をかつぐいわれがそれぞれにあります。

今回紹介するもう昆布巻きもその一つ。昆布は「よろこぶ(・・)(喜ぶ)」に通じることから喜びごとが多い1年になりますように、という意味が込められています。また、昆布を「子生」と書いて、子宝に恵まれ、子孫繁栄を願う意味合いもあります。手作りおせちの場合、だしは必須。水につけてもどした昆布もむだなく使います。作りながら、食べながら、こんな話をしながら、わが家の味を伝えたいものですね。

おせち料理は保存が効く料理が中心なので、生野菜や青菜料理を使いにくく、ビタミンCやカロテンが不足しがち。それを補うには、ビタミンCなら柑橘類の果物やキウィ、柿、いちごがおすすめ。カロテンは小松菜やほうれん草などの青菜やにんじん、かぼちゃ、ブロッコリーなどでフォローしましょう。いずれもゆでて冷蔵しておくとすぐに料理に使えて便利です。

だしの取り方

《材料》

昆布 15センチ×15センチ 2枚
かつお節 40g
水 1.5L

《作り方》

1)昆布を水につけ、もどったら火にかける。

2)昆布の周りにふつふつと泡がついてきたら沸騰寸前にとりだし、かつお節を加え、はしで沈め、火を止める。

3)ざるにあけてこす。

昆布巻き

110kcal  塩分0.8g

《材料》(4人分)

だしをとったあとの昆布 2枚
薄切りの豚肉 150g
だし汁 1カップ
A(しょうゆ、みりん 各大さじ1)

《作り方》

1)昆布に豚肉をのせる。

2)手前から巻いてようじで止める。

3)フライパンに2)を並べ、だし汁、Aを加えて落しぶたをして汁けが少なくなるまで煮る。ようじを抜いて、食べやすい大きさに切る。

オレンジきんとん

74kcal  塩分0g

《材料》(4人分)

さつまいも 200g:厚めに皮をむく
オレンジジュース 1カップ
砂糖 大さじ1

《作り方》

1)さつまいもは1cm厚さに切り、皮を厚めにむく。

2)鍋に材料をすべて入れてさつまいもが柔らかくなるまで煮て、汁けをとばしてからつぶす。
ラップで包み茶巾の形にして、上に干しぶどうを飾る。

さつまいもの皮のきんぴら

39kcal  塩分0.2g

《材料》(4人分)

オレンジきんとんで余ったさつまいもの皮 70g
しょうゆ 小さじ1
さとう 小さじ1
ごま油 小さじ1
いりごま 少々

《作り方》

1)さつまいもの皮は1cm角のマッチ棒状に切る。

2)ごま油を熱し、1)を炒めて、油がまわったら砂糖を回し入れなじむように炒め、しょうゆを加え、炒りつける。器に盛りごまをふる。

牧野直子(まきのなおこ)

牧野直子(まきのなおこ)

牧野直子(まきのなおこ)

管理栄養士、料理研究家、㈲スタジオ食(くう)代表。
大学在学中から栄養指導や教育活動に関わる。メディア(雑誌、書籍、テレビほか)をはじめ、料理教室、講演会、病院や保健センター等で幅広く活動。わかりやすく、実践しやすい指導をモットーに、生活習慣病や肥満の予防・改善のための食生活指導や栄養指導に携わるほか、健康によく、簡単で、おいしい料理の提案を行っている。
著書に「元気塾弁」(女子栄養大学出版部)、「病気にならない新・野菜を食べる健康法」(マガジンハウス)、「2歳からのごはんBOOK」(NHK出版)、「ひと目でわかる料理の手習い帖」(池田書店)など。

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