家 の中 を大 調査 ! 電池 はどれくらい使 われている?
家の中を調査して、電池が使われているものを探してみよう!
【注意】
・調べるときは、必ずおうちの人にさわってもいいものか確認してから調べること
・電化製品を分解して調べるのは危険なので絶対にやらないこと
ヒント1: “うら側 ”に注目 !
電池を使っているものの多くは、うら側に電池を入れるための場所があるよ。

ヒント2:電池 の形 はいろいろ!
よく見かけるのは丸くて細長い「円筒形」の電池だよね。でも、電池には材料や使う目的によってさまざま種類のものがあるよ。形や大きさなどで細かく分けるとなんと約4000種類もあるんだ。

ヒント3:充電 して使 える電池 !?
電池には、よく見かける使い切りタイプの「一次電池」のほかに、充電して使える「二次電池」があるよ。ふだん充電をしながら使っているものの中に、二次電池を使っているものがあるかもしれないね。

まとめ方
調査が終わったら、【どこに】【どんな電池が】【いくつ使われているのか】を表や絵にまとめよう。

【もっと調査 1】「V」って何 ?
乾電池や家電製品に「1.5V」「3V」のような数字が書かれているのを見たことはないかな? これは電流を流す力の大きさを表すもので、「電圧」というよ。見つけた乾電池が何V(ボルト)かわかったらまとめの表に書き加えてみよう。
【もっと調査 2】家 の外 にも電池 はたくさんある!?
家の外に目を向けると、さらにたくさんの場所で電池が活躍しているよ。たとえば、電気自動車や危険を知らせてくれる火災報知器、病院や電車などの非常時の電源にも電池が使われているんだ。電池はわたしたちのくらしを支えてくれているんだね。


調査をしてみると、身のまわりのさまざまなところで電池が使われていることがわかるね。
電池があれば、コンセントがない場所や、停電してしまったときでも電気が使える。だから、よく持ち運ぶものや、非常時にも必要になるものなどに多く使われているんだね。
“もしも”の備 えは十分 ? 停電 時 に役立 つ乾電池
乾電池で動くものは停電したときにも使えるから、もしものときにも役立つんだ。おうちで十分な備えができているか、次のポイントを参考におうちの人といっしょに確認しておこう。
乾電池と防災について、調査したことや考えたこと、行動したことを自由研究としてまとめよう。
【ポイント1】停電 したらどうなる?
もし停電してしまったら……。調査で見つけた「乾電池を使って動くもの」以外に必要になるものはないかな?
イメージしづらいときは次の動画も参考にしてみてね。
【ポイント2】何 にどれくらい乾電池 が必要 ?
停電時に必要になるものがイメージできたら、いくつ乾電池を用意しておけばいいか計算してみよう。最低限必要なのは、懐中電灯やランタンなどの「あかり」と携帯ラジオ、乾電池式のモバイルバッテリー。それぞれ最低でも3日分、できれば1週間分を用意しておこう。


【ポイント3】どれも同 じ……じゃない! 乾電池 の選 び方
停電に備えて乾電池を用意しておくときは、できるだけパワーが長もちして、保存期間も長いものを選ぼう。

※1:単1形~単4形のみ。製造後の保存期間(パナソニック エナジー株式会社基準)保存条件 温度:20 ℃ 相対湿度:55 %
※2:最も長もちする単3形アルカリ乾電池(LR6)として。ギネス世界記録™に2017年10月2日認定。2025年2月28日再認定。IEC基準における全放電モードの平均値より。250mA 1日1時間放電 終止電圧0.9Vなど(温度:20±2℃、相対湿度:(55+20,55-40)%)
<参考 リンク>乾電池 や防災 についてもっと調 べてみよう
【発展 】電池 の“進化 ”の歴史 と未来 ~今 と昔 の電池 を比 べてみよう~
次の写真を見てみよう。じつはこれも電池なんだ。

ボルタ電池には食塩水が使われていて、持ち運びがたいへんだったそう。その後、ドイツのガスナーや日本の屋井先蔵が液体を石こうで固めてこぼれないようにした電池を発明。これが「乾いた電池」(=乾電池)と呼ばれる理由なんだ

こんなふうに電池はいまの形になるまでさまざまな進化をしてきたんだ。くわしく調べて年表などにまとめたり、いまの電池とどうちがうのか比べたりしてみよう。
そして、電池はいまも進化し続けている。最新の電池と数年前の電池を比べてみるのもおもしろいかもしれないね。
【参考】
監修/大山光晴(秀明大学)