海外から届いているものを探してみよう
例えば、フルーツなどの食べ物、ゲーム機などの機械、Tシャツなどの衣料品、お薬について、どこから、どうやって届いているかを調べよう。地理の本や、海外からの輸入品を運ぶ会社などのホームページを見るといいね。もちろん日本国内でつくられているものもあるけど、海外でつくられるものも多いはず。
海外からどんなものが届いているか、コンテナ船の運航会社Ocean Network Expressのサイト「コンテナワールド」などで調べられるから見てみよう。
コンテナワールド「くらしの中のコンテナ」
輸入品の運ばれ方を調べよう

日本は四方を海に囲まれているから、輸入品は船か飛行機で運んでくるしかない。船で運ぶことを海上輸送、飛行機で運ぶことを航空輸送というけど、実は海上輸送の方が圧倒的に多くて、輸入品のほとんどは船で運ばれてるんだよ。輸入品のうち海上輸送の割合がどれくらいか、調べてみよう。
コンテナってなんだろう
海上輸送の中でも、みんなの身の回りにあるもののほとんどが「コンテナ」に入れて運ばれている。コンテナは、一定の大きさにそろえられた四角い箱。品物が詰まったコンテナは、コンテナ船という巨大な船に積み上げられて、世界中の国から国、港から港へと運ばれるんだ。
品物を入れるコンテナ
コンテナを積んで運ぶコンテナ船
コンテナワールド「コンテナのスケールを体感する」
海外からものが運ばれてくるルートを調べよう
主な品物について、どこから、どういったルートで、何日かけて海を運ばれてくるのかを調べて、地図にそのルートをかいてみよう。ルートをかき込む地図は、記事の最後からダウンロードできるワークシートについているよ!
衣料品:ベトナムから7日
牛肉:アメリカから14日
お薬:ドイツから51日
コンテナ船で運ばれている品物や航路は、学研キッズネットが制作協力したコンテナワールドの特別コンテンツを参考にしてみよう。

調べたルートなどを1枚の世界地図にまとめてかいてみよう。
まとめ
身近なものが、つくられた場所から日本へ運ばれてくるルートや、必要な日数を地図にかく。コンテナやコンテナ船の特徴、効率よく運ぶための工夫をまとめる。
ワークシート(カラー版、パワーポイント)をダウンロード
ワークシート(モノクロ版、PDF)をダウンロード
【発展1】海上輸送の割合が多い理由を調べよう
品物を輸入するのに海上輸送が多く使われるのは、なぜだろう。「日本の周りが海だから」というほかにも理由があるよ。例えば、コンテナ船だと1度に2万個のコンテナを運ぶこともできるけど、同じ量をほかの輸送手段で運ぶとすると? 海上輸送は二酸化炭素の排出量が少なく、エコなんだ。
【発展2】効率よく運ぶ工夫を調べよう
大量の品物を、長い距離、長い時間をかけて運ぶ海上輸送では、効率よく運ぶことがとても大切。例えば、コンテナにはどんな種類があるのかな? 最新のコンテナ船はどんな船なのかな? コンテナ船の運航会社のサイトなどで調べてみよう。
コンテナの大きさや構造、種類は、下のリンクサイトからも調べられるよ。
コンテナワールド「コンテナ図鑑」
コンテナ船の構造や工夫は、下のリンクサイトからも調べられるよ。
コンテナワールド「ONEの最新コンテナ船に会いに行こう!」
コンテナやコンテナ船のメリットなどは、下のリンクサイトからも調べられるよ。
コンテナワールド「コンテナが変えた世界」
【発展3】身近な品物の輸入されている割合を調べよう

食品や資源など、日本は多くのものを輸入している。身近なものが輸入されている割合を調べてみよう。輸入の割合が多いものは、どのようなものだろうか。
学研キッズネットが制作協力したコンテナ船の運んでいる品物や、その航路を学べるコンテンツはこちら。
