用意 するもの
- 野菜(サツマイモ、キュウリ、ニンジンなど)
- ほうちょう
- 食塩
- あぶらねん土
- とう明な細いチューブ(2mくらい)または細いストロー
- セロハンテープ
- プラスチックコップなど水をためられるよう器
- 輪ゴム
- 小さいスプーンや細いフォーク(野菜にあなをあけるためのもの)
- ワセリン(あぶらねん土と同じように空気の出入りをふせぐためのもの。薬局などで数百円で売っている。)
基本的 なやり方
1
野菜を7~10cmくらいの大きさに切る。おうちの人にやってもらおう。
2
スプーンなどを使ってあなをあける。残す野菜のかべのあつさは、5mm~1cmくらい。
3
野菜のあなに、食塩を入れる。すり切りいっぱいになる手前くらいまで入れる。
4
チューブ、またはストローをさす。ストローの場合は、セロハンテープではってつなげる。あなの下から3分の1くらいの深さまでさす。
5
あぶらねん土をあなにうめこみ、チューブやストローのまわりをかためる。(空気や水が出入りしにくくするため。)
6
輪ゴムをしっかりまいてしめつける。
7
よう器に入れ、まわりに水を注ぐ。あぶらねん土をつめた高さくらいまで入れる。入れすぎないこと。
8
たおれないように注意しながら、そっとそのままにしておく。チューブで実験する場合は、かべ際にセットし、チューブをかべにセロハンテープではりつけるとよい。
かべにきずがつかないように、また、かべ紙などがはがれないようにしよう。
9
水があぶらねん土のすき間から出てきてしまい、チューブやストローを上らないときは、ワセリンをぬるとうまくいくことがある。
1日 後 のようす
なぜ、塩 の水 エレベーターができるの?
食塩と野菜をくらべると、野菜の方が水を多くふくんでいる。そのため、同じ塩のこさになろうとして、野菜から食塩の方へ水が出ていく。野菜には、見に見えない小さなあながたくさんあいているので、このあなを水が通っていくんだよ。
野菜から水が出ても、まだ食塩のたまっているところの方がこいので、野菜の外側にある水までも、野菜のあなを通って食塩のたまっている方へ出ていく。すると、食塩がたまっているところに水がおさまりきらなくなり、チューブやストローを上っていき、塩の水エレベーターができる。
まとめ方
水がチューブの中を上っていくようすを記録する。まきじゃくなどではかって数字で記録するとよい。野菜の種類、野菜の大きさ、野菜のかべのあつさを変えてくらべて、表にまとめてみよう。また、わかったことと調べた理由をまとめよう。
「まとめ方のコツ 実験の例」を見てみよう
注意
実験に使う野菜は、使ってよいものかどうか、おうちの人にたしかめよう。
野菜を切る作業は、おうちの人にやってもらおう。
野菜にあなをあけるときは、けがをしないように気をつけよう。
水でぬれてもいい場所で実験しよう。
かべにチューブをはるときは、かべにきずがつかないように、また、かべ紙などがはがれないようにしよう。
実験 をするときの注意
実験 をする前 に必 ずおうちの方 といっしょに読 んでね。
実験 をするときは、必 ずおうちの人 に実験 することを伝 えておこう。実験 に使 う材料 や道具 などは、使 ってよいものかどうか、おうちの人 に確 かめよう。火 や化学 薬品 、電気 製品 などを使 うときは、かならずおうちの人 といっしょにしよう。- つまようじやフォーク、シャープペンシルのしんなど、
先 のとがったものを使 うときは、けがをしないように気 をつけよう。 - はさみやカッターナイフを
使 うときは、けがをしないように気 をつけよう。 - むずかしい
実験 をするときは、おうちの人 に手伝 ってもらおう。 実験 に使 った食 べ物 などは、絶対 に口 に入 れないこと。実験 が終 わったらきちんとあとかたづけをし、実験 に使 ったものを、家族 が口 に入 れたりしないように気 をつけよう。実験 で使 ったものや作 った作品 は、小 さい子 の手 のとどかない場所 にしまうこと。実験 をしたあとは、必 ず手 をよくあらうこと。