魚の骨を観察
魚を上手に食べて骨だけにしたら、残った骨を観察してみよう。魚の体には、さまざまな骨がたくさんあることがわかるよ。


用意するもの
・食べ終わった後の魚(アジの開き、タイの頭など骨がわかりやすいものがおすすめ)
・バット
・ビニール手ぶくろ
・いらなくなった歯ブラシ
・つまようじ
・定規
・虫めがね
・ノート(スケッチブック)
・えんぴつ(ペンや色えんぴつ)
研究のすすめ方




注意
・観察が終わった骨は、地域のルールにしたがって処分すること。
・観察するときは、ビニール手ぶくろをつけること。
・使ったバットなどは、きれいに洗ってしまうこと。
まとめ方の例

まとめ方のコツ
1 テーマを決める
自由研究は、自分が生活のなかでふしぎに思ったことや、興味を持ったことを追究するのが一番! 右を参考に、自分らしいテーマを見つけてみよう。また「海の魚について」など、テーマが大きすぎたり、はっきりしなかったりすると、どんな研究をしていいか迷ってしまう。「日本海にくらす魚の種類について」というように、テーマをしぼりこんでみるのがおすすめ。
2 仮説を立てる
調べる前に、どのような結果になりそうか考えてみよう。
3 研究の方法を考える
仮説を検証するためには、どの研究方法を選んだらいいか考えてみよう。もちろん、2つ以上をかけあわせるのもOK!
- 調べる 図書館や資料館、水族館などで情報を調べることができるよ。インターネットを利用するのも◎。
- 実験する 自分で「こうなるんじゃないかな?」と予想してから、結果を確かめる、自由研究の王道。
- 取材する 魚屋さんや港で働く人たち、水族館の職員さんなど、海と魚のプロに話を聞きに行こう。
- 観察する 海でつかまえた生き物を飼ったり、水族館で何種類もの生き物を比べたりするのもおすすめ。
- 料理する 魚をさばいて観察してみたり、どんな調理法がおいしいか調べたりするのも立派な研究だね!
4 オリジナルブック(画用紙などをとじたもの)にまとめる
画用紙、スケッチブック、ノート、アルバムなど、好きな用紙を選んで、研究したことをまとめよう。ポイントは、いきなりかき始めず、最初に下がきをすること。先にノートなどを使ってレイアウトを考えておいてもいいね。文章だけでなく、調べた結果をデータで示すとさらに分かりやすくなるよ。
次の項目を入れてみよう
□研究のテーマ □研究のきっかけ □研究の方法 □研究する前の自分の考え □研究の結果 □結果からわかったこと □感想、今後の課題 □参考にした本やウェブサイト、施設など。
発展① 魚の骨と人間の骨を比べてみよう
図鑑などで人間の骨を調べ、魚の骨と比べてみよう。同じところや違うところ、そしてなぜ違うのかについて考えをまとめてみよう。

発展② 魚の骨をつかって古代魚の骨格をつくろう
きれいに洗って乾かしたいろいろな魚の骨をつかって、古代の海にいた古代魚の骨格を再現してみよう。図鑑や博物館などで古代魚の化石や骨格を調べて、似た魚の骨をつかって骨格をつくる。
「海とさかな」自由研究・作品コンクール

今年で44回目を迎える「海とさかな」自由研究・作品コンクール(協賛:株式会社ニッスイ)は、小学生を対象にした「海とさかなとわたしたち」をテーマに、自由研究や観察図、絵画、作文、工作などで表現するコンクール。海のふしぎやさかなのひみつを調べたり、感じたことを作品にして応募してみよう。応募者全員に「海とさかな博士号認定証」と参加賞がもらえるよ。
応募資格 | 小学生 |
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応募期間 | 2025年6月2日(月)〜9月26日(金) ※当日消印有効 |
応募作品 | ①研究部門:観察図 ②研究部門:自由研究 ③創作部門:絵画 ④創作部門:作文 ⑤創作部門:工作 |
入賞発表 | 2025年11月下旬〜12月上旬に朝日新聞、朝日小学生新聞紙上、および「海とさかな」作品・自由研究コンクールホームページに掲載 |
表彰式 | 2025年12月13日(土)オンライン開催(予定) |
参加賞 | 2026年2月中発送(予定) |
注意
・実験工作は、必ずおうちの人といっしょにしよう。
・実験工作前にこの作り方と注意をしっかり読んで、まちがった手順で行わないようにしよう。
・実験工作に使う材料は、おうちの人に用意してもらうこと。
・実験工作のあとは、おうちの人といっしょにあとかたづけをして、小さい子どもの手がとどかないところにしまうこと。