ワークシートで楽 しく学 ぼう!
ワークシートを印刷して、このページを読みながらわかったことや考えたこと、調べたことなどを書き込んでいこう。自由研究をまとめるときや、このページの最後でしょうかいしているかべ新聞をつくるときにも役立つよ。
ここから先を読み進める前に、まずはワークシートの「予想してみよう」のところに、チョコ1つぶ(たとえば「ダース」1つぶ)の値段や、どんな職業の人が関わっているのかを予想して記入しておこう。
チョコレートができるまで ~カカオの国 編 ~
チョコレートの一番重要な原料は「カカオ豆」。カカオという植物の実の中にある、種なんだ。カカオ豆はむかし、いまよりもずっと貴重で、お金として利用されていたこともあるんだよ

★自由 研究 のヒント:むかしのチョコレートは“高級 ドリンク”だった!? カカオ豆 やチョコレートの歴史 について調 べてみよう
カカオを日本でしゅうかくするのは難しいんだ。カカオの樹は、西アフリカや中南米、東南アジアなどの高温・多湿な“カカオの国”で栽培されているよ。どんな国でカカオがとれるのか調べてみよう。

★自由 研究 のヒント:どうして日本 ではカカオをしゅうかくするのが難 しいんだろう? カカオの樹 が育 つ条件 を調 べてみよう。
しゅうかくされたカカオ豆は、発酵と乾燥をさせてから日本にやってくる。どうして発酵させるのかや、産地による香りの違いについて調べてみるのもいいかもしれないね。

チョコレートができるまで ~チョコレート工場 編 ~

日本の工場にとうちゃくしたカカオ豆は、まずロースト(ばいせん)される。こうすることでカカオ豆の香りがより引き出されるんだ

ローストされたカカオ豆はすりつぶされて「カカオマス」になる。チョコレートのパッケージに書いてある原材料名で見たことがあるかもしれないね。
このカカオマスと、砂糖や乳原料などの材料を混ぜ合わせてから、さらに粒を細かくするよ。この作業を「リファイニング」というんだ。1つの粒の大きさは、なんと0.015ミリメートル(15マイクロメートル)! この粒の小ささがなめらかさの秘密だよ。


さらに、チョコレートの風味を生み出す「コンチング」や、口どけをよくする「テンパリング」などの作業をおこなって、ようやくチョコレートのもとができるんだ。
★自由 研究 のヒント:「コンチング」や「テンパリング」ってどんなことをするんだろう?
それを型に流しこんでから冷やす。固まったら型から取り出し、パッケージできれいに包装してチョコレートの完成だ!


★自由 研究 のヒント:工場 で完成 したあと、みんなが食 べるまでにもいろいろな人 が関 わっているよ。想像 したり調 べたりしてみよう。
<参考 リンク>カカオ豆 やチョコレートについてもっと調 べてみよう!
発展 :“カカオの国 ”がピンチ!?

カカオ豆のしゅうかく作業はとてもたいへんなのに収入が少なく、生活は苦しい。そのため、家族を助けて働く、学校に行けない子どもたちもいるんだ。こういう人たちの中には、カカオ農家は続けたくないと思っている人たちもいるよ。
このままなにもしなければ、カカオ農家が減ってカカオ豆が手に入りづらくなり、チョコレートが気軽に食べられなくなってしまうかもしれない……。
“カカオの国”のカカオ農家や子どもたちと、チョコを食べるわたしたち、みんながずっと笑顔でいるために何ができるか考えてみよう。
企業 の取 り組 みを見 てみよう!

「ダース」や「小枝」でおなじみの森永製菓が取り組む「1チョコ for 1スマイル」は、きみがチョコレートを買ったり、キャンペーンに参加したりすることで、売上の一部などが”カカオの国”に寄付されるしくみだよ。
チョコレートを食べることなどのちょっとしたきみの行動が、カカオ農家や子どもたちを支援することに繋がるんだ。

今なら「1チョコ for 1スマイル サマーキャンペーン」のサイトにきみが訪問すると1円が寄付される「チョコっとアクションサポート」を実施しているよ。とっても簡単な寄付だから、おうちの人と話してぜひ参加してみよう。
<1チョコ for 1スマイルサマーキャンペーン>
https://www.morinaga.co.jp/1choco-1smile/summer_2025/
※期間は、7月3日(木)~8月31日(日)訪問分まで
★自由 研究 にヒント:「1チョコ for 1スマイル」についてもっと調 べてみよう
調 べたことを「かべ新聞 」にまとめてコンテストに応募 しよう!

