用意 するもの
- ペットボトル(500mL)4
本 水 - エアパッキン
- アルミはく
輪 ゴム温度計 4本 時計
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実験 方法
1
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4本のペットボトルに水を入れてふたをして、一晩冷ぞう庫に入れておく。
2
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4本を一度に冷ぞう庫から出して、3本は、それぞれ、エアパッキン、紙、アルミはくでつつんで、輪ゴムでとめる。温度計は、横にはったぼうにひもでぶら下げるなど、計測しやすい方法を工夫しよう。
3
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15分おきに、温度計でそれぞれの水の温度をはかって記録する。
4
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15分おきに記録したそれぞれの水の温度について、折れ線グラフに表して、4本の水の中で、一番冷たいままだったのがどれかたしかめる。
なぜ? どうして?
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エアパッキンをまいたものが一番温度をたもちます。水の温度が上がるときは、容器のまわりの熱が、容器の壁を伝って中の水を温めます。ペットボトルにエアパッキンをまくと、エアパッキンの空気の層ができて、外側の熱が中のペットボトルに伝わりにくくなります。だからエアパッキンをまいたものが一番温度をたもったのです。
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まとめ方
実験方法を書き、4つのペットボトルの温度の変化を、時間と温度の折れ線グラフにしよう。一番温度がたもてたまほうの容器は何か、理由も調べてまとめよう。
「まとめ方のコツ 実験の例」を見てみよう
発展
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容器の壁とまわりの空気の間に空気の層があっても、時間をかけて熱は空気を伝わって、中の水に伝わります。しかし、容器の壁とまわりの空気の間に空気さえない真空にすれば、熱はより伝わりにくくなります。そのことを利用しているのがまほうびんです。まほうびんの壁は二重で、内側と外側の間は真空になっていて、熱を伝えにくくしているのです。
それでも、輻射熱というかたちで外ににげようとするエネルギーがあります。この外ににげるエネルギーを内側の鏡で反射させることで、二重に熱をとじこめるつくりになっています。
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水を入れたペットボトルを「エアパッキン+アルミはく」、「エアパッキン+紙」の二重にして実験してみよう。どちらが保温効果が高いかな。
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夏、熱中症にならないようにするためには、こまめに水分をとることが大切です。今は、水筒サイズのまほうびんがあるので、持ちあるいて水分をこまめにとりましょう。
注意
実験 をする前 に、やり方 をよく読 んでからはじめよう。- ペットボトルのキャップをなめたり
口 に入 れたりしないこと。 - ペットボトルはよくあらってかわかしてから
実験 に使 おう。 輪 ゴムを人 にむかって飛 ばしたりしないこと。温度計 をらんぼうにあつかわないこと。もしこわれた場合 はすぐに処分 すること。実験 に使 ったペットボトルの水 は飲 まないこと。実験 のあとは手 あらいとあとかたづけをしよう。ゆかに置 いたままにすると、ふみつけてケガをすることがありあぶないよ。