ケーキちらし寿司と、はまぐりと菜の花の潮汁/元気な子どもが育つ毎日のごはん【第19回】
3月3日は桃の節句。女の子の健やかな成長と幸せを願い、祝う日です。ちらし寿司やはまぐりの潮汁、菱餅、ひなあられなどを用意して、家族で食卓を囲みたいですね。
3月3日は桃の節句。女の子の健やかな成長と幸せを願い、祝う日です。ちらし寿司やはまぐりの潮汁、菱餅、ひなあられなどを用意して、家族で食卓を囲みたいですね。
ちらし寿司は見た目が華やかですし、具に縁起物が入るのでお祝いの食事には欠かせません。たとえば、「えびは腰が曲がるまで長生きする」、「れんこんは穴があることから見通しがよい」という意味合いがあります。
今回のレシピのポイントは、数種類の具を一度に作るのは手がかかるので、錦糸卵や酢ばす(酢れんこん)はあらかじめ作っておくとよいでしょう。錦糸卵は小分けにして冷凍することができますし、酢ばすは冷蔵庫で4~5日保存できます。
おひな祭りのメニューということで、酢飯はひしもちの色をイメージして3色を重ねました。ひしもちの緑には「健康や長寿」、白は「清浄」、ピンクは「魔除け」の意味があるそうです。今回はケーキ仕立てにして、切り分けるようにしましたが、1人分ずつ小さいボウルに作ってもよいですし、ガラスの器に盛り付けるのも良いですね。上にのせるものはサーモンやイクラ、緑の彩りには、ゆでたアスパラガスやグリーンピースに代えても春らしいでしょう。
はまぐりの潮汁は、はまぐりの旨みと塩気を活かします。昆布とはまぐりを水からじっくりゆっくり火にかけ、うま味を引きだすのがポイントです。また、貝は煮すぎると身がかたくなるので、口が開いたら、手早く仕上げましょう。
はまぐりは鉄やビタミンB12が豊富な食材。どちらも貧血予防に欠かせません。男性に比べて、女性は貧血気味の人が多いので、ママにもうれしいメニューですね。またタウリンが多いのですが、こちらは肝臓の機能を助け、アルコールの代謝に関わるので、お酒をよく飲むパパ、ママにもおすすめです。
わが家は息子だけで女の子はいないのですが、毎年、桃の節句はわたし自身のために、ちらし寿司や潮汁を作ります。それは、息子に桃の節句はそういう日であることを知ってもらうためでもあります。こういった食のイベントは受け継いでいってもらいたいものですね。
■ケーキちらし寿司
1人分 376kcal 塩分1.5g
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《材料》
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直径15cmのケーキ型1個分
- 錦糸卵(作りやすい分量)
- 卵 3個
- 砂糖 大さじ1
- 酒 小さじ2
- 塩 小さじ1/5
- サラダ油 適量
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酢ばす(作りやすい分量)れんこん 150gA(昆布だし 90mL、酢 60mL、砂糖 大さじ2と1/2、塩 小さじ1/4)
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酢飯酢飯(ごはん2合、酢 大さじ4、砂糖 大さじ2、塩 小さじ1/2)市販の桜でんぶ 15g青のり 小さじ1白ごま 大さじ1/2
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飾りえび 8匹絹さや 8枚
《作り方》
1)錦糸卵を作る。卵を割りほぐし、砂糖、酒、塩を加え混ぜる。
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2)サラダ油小さじ1/2を熱してのばし、1の卵(お玉1杯分)を入れて丸く広げ、表面が乾く手前で火を止め、とりだす。これをくり返す。表面が固まっていないときは、火を止めてしばらくフタをするとよいでしょう。
3)2が冷めたら細切りにする。
4)酢ばすを作る。Aの調味料を合わせておく。
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5)5mmの薄切りにしたれんこんは、塩を加えた湯で3~4分ゆでて、ざるにあげ、4に漬ける。
6)飾り用のえび8尾は背ワタを取って、塩を加えた湯でゆでて、殻をむく。
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7)絹さや8枚をゆでてひし形に切る。
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8)酢飯を3等分して桜でんぶ、白ごま、青のりをそれぞれ混ぜる。
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9)直径15センチのケーキ型にラップをしき、そこに5の酢飯を桜でんぶ、白ごま、青のりの順に詰め、皿にひっくり返す。
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10)9に錦糸卵の1/3量、酢ばす4枚は半分に切ったものをのせ、えび、絹さやを彩りよくのせる。
※食べるときにしょうゆ、わさびなど好みで添える。
■はまぐりと菜の花の潮汁
1人分 23kcal 塩分1.3g
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《材料》
![](https://kids.gakken.co.jp/wp-content/uploads/2017/02/e4b9f7462faaa7111bcb881112609f3c.jpg)
(4人分)
はまぐり 大4個
水 3カップ
昆布 1枚
酒 大さじ1
薄口しょうゆ 小さじ1/2
塩 少々
菜の花 100g
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1)はまぐりは砂抜きする。貝の口の少し上まで塩水が浸るようにして、アルミ箔などを軽くかぶせて暗くし、数時間からひと晩置く。
2)菜の花はゆでて、3cmくらいに切っておく。
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3)鍋に昆布、はまぐりと水を入れて弱火にかけ、アクが出てきたらとり、沸騰したら昆布をとりだし、はまぐりの口が開いたら、うすくちしょうゆ、塩で味を調え、菜の花を加える。
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