果物 や野菜 の見 た目 の変化 を観察 してみよう!
まずは、果物や野菜を包丁でカットしてどんなふうに変化するのか調べてみよう。 今回は、キウイフルーツ(以下、キウイと表記)、ぶどう、きゅうり、トマトで実験に挑戦だ!
①切 る前 と切 ったあと、どんな違 いがある?
果物や野菜を切る前に、切り口の予想図をイラストで描いておくと、さらに自由研究としてのおもしろさが感じられるよ。
見た目の形から、どんな切り口になるかをそれぞれ予想してみよう。


想像した切り口と同じだったかな? それとも意外な形だったかな?
②果物 や野菜 の切 り口 でアートをつくってみよう!
次に、切った果物や野菜を並べたり組み合わせたりして、お花や模様など好きな絵柄をデザインしてみよう。

サンドイッチの切り口で楽しい絵柄をつくるには、果物や野菜をどうやって切ったらうまくいくかな?
ヒント!
・切る前と切ったあとの果物や野菜は、写真に撮って記録しておこう。
・写真を撮るときは、全体がわかるように、少し遠くから撮影するのがポイントだよ。
・果物や野菜を切るときは、いろいろな向きや角度で試してみよう。
果物 の切 り口 を活 かして「お花 のサンドイッチ」に挑戦 !
サンドイッチに使う果物や野菜は、水分が出にくいものを選ぶと、生クリームやパンが水っぽくならずにおいしく食べられるよ。
今回は、夏でもスーパーで手に入りやすいキウイやぶどうの切り口を活かして、楽しいサンドイッチアートにチャレンジしてみよう。
キウイでつくる「お花 のサンドイッチ」

用意 するもの(2人 分 )
・超熟(8枚スライス) 2枚
・生クリーム 1/2カップ
・グラニュー糖 7g
・ゴールデンキウイ 1/2個
・グリーンキウイ 縦薄切り1枚、3~4㎝厚さのいちょう切り2個

つくり方
【1】ボウルに生クリーム、グラニュー糖を入れ、氷水を入れたボウルを下にしき、しっかりとツノが立つ(泡だて器ですくって、クリームがピンと立つくらい)まで泡立てる。

【2】ラップを大きく広げ、食パン1枚をななめにのせる。
【3】食パンにホイップクリームをぬり、上のほうにお花になるゴールデンキウイを、下のほうに葉っぱになるいちょう切りのグリーンキウイをのせる。
【4】いちょう切りのグリーンキウイの上にホイップクリームを薄くぬり、薄切りのグリーンキウイをのせる。


【5】さらにホイップクリームをぬり、いちょう切りのグリーンキウイをのせる。
【6】フルーツ全体にホイップクリームをぬり、もう1枚の食パンではさむ。


【7】やさしくラップで包み、切る方向がわかるようにペンで印をつける。
【8】冷蔵庫で30分程度おいたあと、ラップを外して切り分けると、かわいいキウイのお花のサンドイッチが完成!


ヒント!
・生クリームを混ぜるときは、分離しないように泡立てすぎに注意しよう。
・お花や葉っぱの形になるように、向きに気をつけて果物をのせよう!
・ラップでつつんだあとは、冷蔵庫で冷やすとクリームが果物やパンとなじんで切り分けやすくなるよ。
・サンドイッチを切るときは、中身がつぶれないように、上からやさしくおさえながら慎重に切ろう。
ぶどうでつくる「お花 のサンドイッチ」
材料とはさみ方を変えると、お花の形や色が変化するよ。2色のぶどうを使ったお花のサンドイッチにもぜひ挑戦してみてね。

用意 するもの(2人 分 )
・超熟(8枚スライス) 2枚
・生クリーム 1/2カップ
・グラニュー糖 7g
・ぶどう(紫/種なし、皮ごと食べられるもの) 3個
・ぶどう(緑/種なし、皮ごと食べられるもの)2個、縦半分に切ったもの 2切
・グリーンキウイ 縦薄切り1枚

つくり方
【1】キウイのお花サンドイッチと同じように、生クリームを泡立てて、ラップの上に食パンを1枚ななめにのせる。
【2】食パンにホイップクリームをぬり、切る方向を意識しながら、上のほうに紫のぶどう2個と緑のぶどう1個を並べる。
【3】上からホイップクリームを薄くぬり、紫のぶどうと緑のぶどうを1個ずつ並べ、ホイップクリームを薄くぬる。これでお花部分は完成するよ。


【4】次は葉っぱをつくっていくよ。食パンの下のほうに、半分に切った緑のぶどうを1切のせる。
【5】上からホイップクリームを薄くぬり、キウイの薄切りをのせる。


【6】さらにホイップクリームをぬり、残りの緑のぶどう1切をのせる。
【7】フルーツの上からホイップクリームをぬり、もう1枚の食パンではさむ。


【8】ラップで包み、切る方向がわかるようにペンで印をつける。冷蔵庫で30分程度おいて生クリームとフルーツをなじませ、切り分けるとカラフルで楽しいぶどうのサンドイッチが完成!
【発展 ①】パンの種類 を変 えたり、はさみ方 を工夫 してみよう
おいしくてかわいいサンドイッチができたら、次はパンの種類を変えたり、具材のはさみ方を工夫したりして、自分だけの特製サンドイッチをつくってみよう!
たとえば、超熟ロールを使って、きゅうりの切り口を目に見立てて、海苔で黒目をつければ、カエルのサンドイッチに大変身!

ヒント!
パンを切る方向を変えると、まったく違った印象になるよ。食材の向きや重ね方もいろいろ試してみよう。
【発展 ②】栄養素 をチェックしておすすめのメニューをつくろう
見た目を楽しむだけじゃなく、はさむ具材の栄養素を考えて、体も喜ぶサンドイッチをつくってみるのもいいね!
たとえば、朝ごはんで摂りたい栄養素や、部活の前に必要なエネルギーについて調べてメニューを考えると、みんなの毎日に活かせる自由研究になるよ。調べた栄養素は、図や表にまとめてみよう。
食品ロスにならない食材を選ぶのも、SDGsに関する自由研究になるね。ほかには、どんなメニューが考えられるかな?
<参考サイト>
食品成分データベース(文部科学省)
毎日のこんだてを集めよう!(学研キッズネット)
おうちの食品ロスを調べて解決策を考えよう(学研キッズネット)
調理 をするときの注意点
・調理をする前に、必ず手をよく洗おう。
・調理をするときは、必ずおうちの人に伝えておこう。
・材料や道具などは、使ってよいものかどうか、必ずおうちの人に確かめよう。
・包丁を使うときは、必ずおうちの人といっしょにしよう。
・切るのが難しいときは、おうちの人に手伝ってもらおう。
・調理が終わったら後片付けをして、おうちの人に報告をしよう。
今回 使 ったのは……Pasco(パスコ)の「超熟 」シリーズ
今回のサンドイッチづくりに使ったのは、パスコの「超熟」シリーズ。素材にこだわり、本当に必要なものでつくっているから、小麦本来のおいしさが楽しめるよ。焼かずにそのまま食べてもとってもおいしくて、シンプルな味わいがどんな食材とも合うから、サンドイッチにもピッタリ!

「超熟」をつくっているパスコは、日本の小麦の自給率アップのために、国産小麦の小麦粉を使ったパンやお菓子をみんなに食べてもらいたいという想いから、「和小麦」というブランドを立ち上げ、おいしい国産小麦のパンやお菓子づくりに力を入れているんだって。
じつは「超熟」シリーズにも、国産小麦の小麦粉が使われているんだ。超熟と超熟ロールのほかにも、超熟イングリッシュマフィンや超熟フォカッチャもあるから、みんなのおうちの周りのお店でも探してみてね。
レシピ監修・撮影協力:榎本美沙/撮影:豊田朋子/文:水谷映美/編集:石橋沙織(学研キッズネット)