両方の紙コップの口の部分に、同じ間かくになるように3か所にしるしをつける。
ロボットハンドをつくろう |
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宇宙(うちゅう)の実験室、国際(こくさい)宇宙ステーション(ISS)についているロボットアームは、無重力の宇宙空間で、実験装置(そうち)や補給船(ほきゅうせん)などをつかんで運ぶのに使われている。そのロボットアームのつかむ部分「ロボットハンド」を紙コップとたこ糸で作って、そのつかむしくみをさぐってみよう!
紙コップ(口の直径が7cmくらいのもの)2つ、たこ糸(14cm)3本、セロハンテープ、フェルトペン、はさみ
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一方の紙コップの底の方をはさみで切りおとす。
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底を切った紙コップを、もう一方の紙コップに重ねる。
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紙コップの口の3カ所のしるしを合わせて、図のようにたこ糸が上に3cmくらい出るようにして、たこ糸の端を、底を切った紙コップには外がわ、もう一方の紙コップには内がわにセロハンテープではる。
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図のように、底を切った紙コップをおさえて、もう一方の紙コップを回すと…
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空のペットボトル(500mL用)など、いろいろなものをロボットハンドでつかんで運んでみよう!
宇宙では、機械がこわれてもかんたんに直すことができない。だから、ISSのロボットアームはかんたんなしくみでできているんだ。また、宇宙は無重力だから、重い実験装置でも、ゆっくり動かしていけば、3本のワイヤーでもしっかりつかんで運ぶことができるんだ。
←ISSのロボットハンドのようす
画像提供:JAXA/NASA
はさみを使うときは、けがをしないように気をつけよう。
工作・フリーアートをするときの注意(工作をする前に必ずおうちの方といっしょに読んでね。)
教材提供:日本宇宙少年団苫小牧分団 細川正直