調べ方
①さまざまな国の教育や学校生活を調べ、日本と同じところやちがうところを探そう
外務省のサイト「世界の学校を見てみよう!」で、世界各国の学校で、子どもたちがどんな生活を送っているかを調べよう。また、日本と外国の生活のちがいを紹介する本なども参考にしよう。
●義務教育(必ず受けなければならない教育)は何年?
●学年の始まりは何月? 夏休みはどれくらいの期間?
●どんな教科を勉強する?
●給食はあるの?
●子どもたちが掃除をするの?
●制服はあるの?
●宿題は多いの?
などについて調べよう。そのほかに、自分で興味を持ったことについても調べよう。
調べたこと | 日本では… | イタリアでは… | カナダでは… | ベトナムでは… | ケニアでは… | ニュージーランドでは… |
---|---|---|---|---|---|---|
義務教育の年数 | 小学校6年、中学校3年(9年) | 小学校5年、中学校3年、高校5年のうち2年(10年) | ||||
新しい学年の始まり | 4月 | 9月 | ||||
夏休み | 7月下旬~8月末 | 6月前半~9月前半 | ||||
小学校で勉強する教科 | 国語、算数(数学)、社会科、理科、英語、体育、図画工作など | 国語、算数、理科、科学、歴史、地理、体育、芸術、音楽、技術、英語 | ||||
給食 | 小学校にはほぼ全部ある(約100%) 中学校もほとんどある(約90%) | 小学校にはある(食堂で食べる) 中学校にはない | ||||
そうじ | 授業が終わってから子どもたちがする | 子どもがすることはない | ||||
制服 | 小学校では少ない(約20%) 中学・高校は、ほぼ全部の学校で決められている。学校ごとに決まっていることが多い | ほとんどの学校で決まっていない |
②世界の子どもたちがきちんとした教育を受けられているかを調べよう
ユニセフのサイト「ユニセフの主な活動分野 教育」や、日本ユニセフ協会のサイト「SDGs CLUB」などで、世界には教育についてどのような問題があるか、また、その原因はなにかなどを調べよう。
学校に通えない理由
●近くに学校がない
●教える先生がいない
●仕事をしなければならないので、通う時間がない
●学校にトイレがなく、女子が通えない
など
まとめ方
日本の教育や学校生活について、世界と比べると、どのようなちがいがあるかを、イラストや写真を交えてまとめよう。
じゅうぶんな教育が受けられない子どもがどれくらいいるか、地図やグラフなどで表してみよう。
じゅうぶんな教育が受けられない子どもが多い国について調べて、イラストや写真を交えてまとめよう。
●ナイジェリアの教育
・小学校6年間と中学校3年間が義務教育
・家の手伝い、水くみなどの理由で学校に行けない子どもが多い
・小学校から大学まで、しっかりとした教育を受けられる人はわずか
・1学期に100円~500円程度のお金が必要
・そのお金がはらえず、学校に行けない子どももいる
・教室に電気がきていないこともある
もっとSDGs
①子どものころにじゅうぶんな教育を受けられないと、どのようなことに困るのだろうか?
・文字が読めないので、希望する仕事につけない
・安定した仕事につけず、貧しい暮らしからぬけだせない
など
②日本にはどのような教育の問題があるだろうか?
・学校に通えない子どもが増えている? その原因は?
・知識を覚えるだけの教育になっているのではないか?
③教育の問題は、SDGsの「4 質の高い教育をみんなに」につながっているね。この目標を達成するには、どのようにしたらよいか、私たちにできることはなにかを考えてみよう。
また、ほかの目標とも関連しているかを調べてみよう。
参考サイト:SDGsジャーナル
参考サイト:Spaceship Earth