用意 するもの
・ファイルシート
・グラス(どんな形でもいいが、小さめのもの)
・糸(たこ糸)
・ビニールテープ
・水
・はさみ
注意:水を使う実験です。ぬれてもいい所でやりましょう。
やり方
1)グラスの口をおおうくらいの大きさに、ファイルシートを切ります。
2)長さ30センチメートルくらいの糸を輪にします。そして、図のようにビニールテープを使って、ファイルシートにしっかりとつけます。
3)グラスに水を入れます。少し水があふれるくらいまでは入れましょう。
4)糸を持って、ファイルシートをグラスの上にそっと置きます。そして、グラスのふちとファイルシートがぴったりくっつくように、指でファイルシートを上から軽くおしましょう。
5)糸をゆっくり上に引っぱると、グラスはつり上げられます。
どうしてこうなるの?
グラスとファイルシートは、なぜ、はなれないの?
最初、ファイルシートをグラスの上にぴったり置いた時は、シートを下からおす水の圧力と、シートを上からおす大気圧は、つり合っています。
ところが、糸を引っぱると、ファイルシートが外側にふくらんで、水の体積が増え、水の圧力が少し小さくなります。
この小さくなった水の圧力と、大気圧との差が、ファイルシートをグラスにくっつける力になっているわけです。
いろいろな形や大きさのグラスで試してみて、うまくつり上げられる時と、つり上げられない時のちがいを調べてみましょう。
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