用意 するもの
・洗面器
・黒のビニール(こい色のものならよい)
・食塩
・ビニールテープ
・はさみ
やり方
●じゅんび
1)ビニールぶくろから、洗面器より少し大きめのビニール1枚を切り取ります。
2)切り取ったビニールを、図のようにビニールテープでとめて、洗面器に張ります。できるだけビニールにしわがよらないように注意しながら張りましょう。
3)かりどめしたビニールテープの少し上をおさえながら、図のようにビニールテープで洗面器のまわりを2回ほどまきます。こうすると、ビニールがさらにぴんと張ります。
●やり方
1)ビニールの上いちめんに、むらができないように食塩をまきます。
2)顔を近づけて、ビニールから20センチメートルくらいのところで、「あ~」と高い声でさけびます。息で食塩をふき飛ばさないように注意しましょう。
3)すると、ビニールがふるえて食塩が移動し、面白い模様ができます。
●うまくできない時 ときは…
・高い声のほうがビニールがふるえやすいので、思いっきり高い声を出してみましょう。
・食塩が多すぎると、きれいに模様ができません。少し量をへらしてみましょう。
・ビニールがぴんと張っていなかったり、しわがよったりしていませんか?その場合は、もう一度ビニールを張り直しましょう。
食塩 の模様 ができるのは、なぜ?
音は空気の振動です。振動というのは「ふるえ」のことで、空気のふるえが耳の鼓膜をふるわせることによって、わたしたちは音が聞こえます。また、のどのおくにある声帯をふるわせることで声を出しています。
この実験では、声の振動が洗面器の中でひびき合い、ビニールを波のように振動させます。すると、ビニールのまくには、振動が大きい「山」の部分とほとんど振動しない「谷」の部分ができ、食塩は「山」からはじき飛ばされて「谷」へ移動します。つまり、「谷」の部分が食塩の模様となって現われるのです。
・洗面器の大きさを変えると、模様はどう変わるでしょうか?
・声の高さを変えると、模様はどう変わるでしょうか?
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