シリーズ「元気な子どもが育つ毎日のごはん」第1回から第10回まとめ
シリーズ「元気な子どもが育つ毎日のごはん」の第1回から第10回まとめです。
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元気な子どもが育つ毎日のごはん第一回目です。春は、さまざまなことがスタートする季節。毎日のごはんが、子どもたちの学校生活を支えます。ここで紹介するレシピが、みなさんの参考になればうれしいです。
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4月から新しい環境になり、お弁当を作るようになった方も多いのではないでしょうか。適量で栄養バランスの良いお弁当作りはまず弁当箱選びから始まります。
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日頃から疲れをためないことが大事ですが、疲労回復に欠かせない栄養素がビタミンB1です。わが家でも忙しかったり、行事が続くようなときは疲れをためないよう、ごはんにあう豚肉料理や、ビタミンB1の多いうなぎのかば焼き、紅鮭、たらこをおにぎりの具にしたり、弁当のおかずに入れたりしています。
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30代前半の女性が「そら豆ってさやに入ってるものだったんですね。豆のままなっているんだと思ってました」という発言を聞き、確かに旬の時期でも、さやからだしたそら豆がパック入りになっているし、料理したものしか見たことがなければ、さやに入っていることが想像できないかもしれないなと思いました。
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わたしが野菜のなかで、ほぼ毎日食べているのがトマト。そのせいなのでしょうか。子どもの頃から、風邪をほとんどひきません。また、日焼けする機会も少なくないのですが、「本当に肌が白いのね」とよく言われます。それは、「毎日トマト」の効果? なのかもしれません。
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【第6回】ピーマンの畑の肉詰めカレー風味とピーマンとコーンのきんぴら
ピーマンが苦手なお子さんには今回の2品なら、きんぴらから慣れていくとよいと思います。きんぴらでピーマンの量を増やしていき、焼きそばに入れるピーマンもゆでこぼしてから炒めるなど、ステップアップしていけば、そのうち、ゆでこぼさなくても平気になります。そうしたら、肉詰めのようにピーマンが主になる料理も食べられるようになるでしょう。
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学校給食はエネルギーや必要な栄養素について、1日の1/3以上が補えるように配慮されています。これを家庭で栄養価計算をしないでクリアするのは難しい……と思ってしまいますよね。
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今年の土用の丑の日は7月30日。丑の日にうなぎを食べる習慣は諸説あります。江戸時代にうなぎ屋から「夏はうなぎが売れない(※うなぎの旬は冬)」と相談をうけた平賀源内が、「土用の丑の日にはうなぎを」と張り紙をしたことから、という説が有名。
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魚が苦手な人でも食べやすく、子どもにおすすめなのが”めかじき”。旬は今ごろから冬にかけてです。白身ですが適度に脂もあり、くせがなく、調理すると鶏肉のような食感になるので好まれるようです。和風なら照り焼きや西京焼き、梅肉焼き、から揚げ、洋風ならソテーやムニエル、フライなど。また、中華風なら酢豚の豚肉やエビチリのエビの代わりにもできます。
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夏から秋にかけてが旬のなす。大人は「なす、おいしいよね~。」、「毎日食べても飽きないわ」という意見の人が多い反面、「でも、子どもが好きじゃないのよね~」という声もよく耳にします。子どもがなすを嫌う理由は、皮の色や食感、えぐみ、水っぽさなどさまざまなようです。この料理には、それをカバーする工夫がいろいろあります。