用意 するもの
・クッション材(うすいもの)
・シール(1円玉ぐらいの大きさか、もう少し小さめのものを数枚)
・はさみ
やり方
じゅんび
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1)クッション材を左右対称になるように、はさみでつばさの形に切り取る。クッション材を二つ折りにして、重ねて切るとやりやすいよ。つばさの長さは、はしからはしまで15~20cmにする。
2)中心線上の前のほうにシールをはる。これが「おもり」の役目をする。
実験
つばさの左右の中心の後ろ側を指でつまむようにして持つ。そして、水平よりわずかに下向きにして、指をはなす。
前におし出さなくても、バランスがうまくとれていれば、すーっとすべるように飛んでいくよ。
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ポイント:シール(おもり)の数 を変 えてためしてみよう
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はじめからうまく飛ぶことはほとんどない。シール(おもり)を1枚1枚ふやしながら重ねてはって、飛ばしてみよう。この調整がうまくいくと、すべるように飛ぶぞ。
クッションシートが飛 ぶのは、なぜ?
このグライダーは、おもり(シール)をつけた部分が少しだけ下がって空気の中を進んでいく。そのとき、つばさは空気によって上向きの力を受ける。これを「揚力」というんだ。この揚力のおかげで、グライダーは長い時間飛んでいられるんだよ。
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この写真は、アルソミトラという熱帯の森にはえている植物の種子。うすいフィルムのようなつばさがあり、種そのものがおもりの役割をしている。そして、グライダーのように遠くまで飛んで、子孫を増やしていく。
クッション・グライダーは、この種子をモデルにしているんだ。
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・つばさの形、大きさを変えると、飛び方はどう変わる?
・シール(おもり)の位置を変えると、どうなる?
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