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用意 するもの
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・プラスチック製ゴミ箱(黒いもの)2個
・トレーシングペーパー
・使い終わったテレホンカードなど(小さなあながあいているカード)
・黒いビニールテープ
やり方
●やり方
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1)ゴミ箱の底のまんなかあたりを、2センチメートル四方くらい切り取ります。
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2)切り取った部分に、あな(1か所)を合わせてカードを置き、黒いビニールテープでまわりをとめます。すき間ができないように、ていねいにやりましょう。また、カードにあなが2つ以上いじょうあいている時は、1つだけ残して、あとは黒のビニールテープでふさいでしまいます。
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3)もう一方のゴミ箱の底を大きく切り取ります。そして、ビニールテープでまわりをとめながら、トレーシングペーパーを張ります。しわができないように、ピンと張りましょう。
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4)絵のようにゴミ箱を2つ重ね合わせます。その中に顔を入れ、明るい方をのぞくと、トレーシングペーパーに景色が映ります。ゴミ箱を前後に動かして、あなとトレーシングペーパーの距離を変えると、見える像の大きさが変わります。
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※注意
・カッターでけがをしないように、十分注意しましょう。むずかしい時は、おうちの人に手伝ってもらいましょう。
・あな(ピンホール)がきれいな円でないと、きれいに景色が映りません。そのため、カードにあいたあなを利用しています。自分であなをあける場合は、できるだけ丸い、きれいな円の形になるように注意しましょう。
レンズもないのに景色 がうつるのは、なぜ?
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トレーシングペーパーのスクリーンに像ができるのは、光が直進するためです。
図のAから出た光は、ピンホールを通ってスクリーンのAに映ります。同じようにBから出た光は、スクリーンのBに映り、A、B以外のところから出た光もそれぞれ、あなを通ってスクリーンの上に映ります。これらが集まって、ひとつの像ができるわけです。
スクリーンにできた像が、上下左右さかさまになっているのも、上の説明からわかりますね。
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・あなを2つあけると、どんな像ができるでしょうか?
・あなの大きさを変えると、できる像はどう変わるでしょうか?
・四角のあなをあけると、どうなるでしょうか?
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