用意 するもの
・ものさし(厚みのあるもの)
・下じき(2枚)
・カラーマグネット(4個:磁石面が引き合うものを2セット)
・洗たくばさみ
・ブックエンド
・紙コップ(2個)
・両面テープ
・1円玉/10円玉
やり方
じゅんび
①

両面テープでものさしを1枚の下じきにはる。絵のように、ものさしを少しななめにしてはるのがポイント。
②

もう1枚の下じきを、ものさしをはさんで重ねる。ブックエンドに立て、洗たくばさみでブックエンドと下じきをはさんで固定する。
③


磁石で下じきの両側をはさむ。磁石の位置は、ものさしの上に少しかかるあたりの2か所にする。このとき、2枚の下じきが、ぴったりとくっついてしまわないように(すきまができているように)する。磁石の力が弱く、磁石が落ちてしまう場合は、セロハンテープなどで固定しよう。これでコイン自動選別機のできあがり。
実験
①
自動選別機を机のはしに置く。1円玉をものさしの上からころがしてジャンプさせる。1円玉が落ちる位置に、紙コップを置く。
②
同じように10円玉をころがして落とし、落ちる位置にもう1個の紙コップを置く。1円玉の紙コップよりも、テーブルから遠くになっているはずだよ。
③

1円玉と10円玉をころがすと、2個の紙コップに自動的に選別される。
<うまくいかない時は、ここをチェック!>
●コインの通り道がふさがっていないか?
→→2枚の下じきの間に、すき間がないとコインは止まってしまう。洗たくばさみや磁石の位置を変えて調整しよう。
●磁石の力が弱い?
→→磁石の力が弱すぎると、1円玉と10円玉がうまく選別できない。磁石をもう1組(2個)ふやしてみよう。
●机が低い?
→→机が低いと、落ちる位置の差があまり出ない。机の上に本を積むなどして、もう少し高いところに装置を置いてみよう。
なぜ、コインが分かれるの?

磁石の間をコインが通ると、コインに電流が生まれる。その電流が磁力を発生させ、コインが電磁石になる。すると、コインと磁石が反発したり引き合ったりするのでコインにブレーキがかかり、転がるスピードが遅くなるんだ。発生する電流の大きさはコインに使われている金属によっても変わるよ。
アルミニウムでできた1円玉は大きな電流が発生するし10円玉にくらべて軽いから、ブレーキがかかりやすく、手前のほうに落ちるんだ。

・磁石の数(強さ)を変えると、どうなるかな?
・5円玉、50円玉、100円玉、500円玉でも試してみよう。