用意 するもの
・ピンポン玉
・じょうご
やり方
●やり方
1)上を向いて、ピンポン玉を口の近くにかざし、息をふきかけてみましょう。ピンポン玉は息の力で飛ばされてしまいますね。
2)つぎは、じょうごの中にピンポン玉を入れ、じょうごの下の口から思いっきりふいてください。どうですか。手で持っている時はかんたんに飛んでいったのに、今度は、どんなに強くふいても、じょうごの中から飛び出しませんね。
おおきさや形がちがうじょうごを使ってやってみましょう。
じょうごからピンポン玉 が飛 び出 さないのは、なぜ?
空気の流れが速いところでは、気圧(空気がおす力)が小さくなることがポイントです。
この実験では、ふいた息はピンポン玉とじょうごのすきまをすりぬけようとします。すると、そこに空気の速い流れができ、気圧が小さくなります。このため、ピンポン玉にはじょうごにおしつける向きに力がはたらき、ふき上げられないのです。
強くふけばふくほど、空気の流れは速くなって、すきまの気圧はもっと小さくなり、ピンポン玉にはたらく力はさらに大きくなります。ふいてもふいても、ピンポン玉は飛び出さないわけです。
●くっつくピンポン玉
空気の流れによって、気圧が小さくなることがわかる実験を、もうひとつしょうかいします。
ピンポン玉にセロハンテープで糸をつけたものを2つ用意し、糸でピンポン玉をつり下げます。2つのピンポン玉は3センチメートルくらいはなしておきます。そして、ピンポン玉の間にフーッと息をふきかけます。すると、2つのピンポン玉はくっつきます。
ピンポン玉の間に空気の流れができて、気圧が小さくなり、2つのピンポン玉がそこに引きよせられるからです。
【関連ページ】100円ショップ大実験
■小型マッサージ機をせおってたわしが走り出す
■大気圧の助けをかりて完成!二階建てグラス
■えっ、なんで!?あみ目からもれない水
■園芸用の金属ネームプレートでボルタの電池作り
■くるくる回して急速冷とう「ひえひえマシン」
■100円化粧品で探偵ごっこ。アイシャドウで指紋検出
■グラスの底が凹レンズ「ガリレイ式望遠鏡」
■見えない力でゆれる「アルミホイルのぶらんこ」
■ものさしのすべり台からコインがジャンプ「コイン自動選別機」
■びっくりするほど飛び上がる「親子ボールの二段ロケット」
■ブルブル振動で科学マジック「ピンポン玉浮上」
■グラスをはなさないファイルシート「くっつきクレーン」
■コイル状のキーホルダーで「ハンディばねばかり」
■とってもカンタン、でもハマってしまう「おたま凹面鏡」
■ぶらんこの原理をたわしで研究「たわしの思い出ぶらんこ」
■ダンベルで学ぶ「回転モーメント」。どっちにころがる?
■洗面器を使ってえがく「声の振動模様」
■規則だったルールがおもしろい「ビー玉の追突実験」
■磁石はなぜ磁石なのかの実験「こなごな磁石」
【100円ショップ大実験】まとめ(1/3)
【100円ショップ大実験】まとめ(2/3)
【100円ショップ大実験】まとめ(3/3)