用意 するもの
・風船(2個)
・目玉クリップ
・短いホースかパイプ
やり方
じゅんび
1)風船を1個、小さくふくらませて口を目玉クリップでとめ、風船の口にホースをさす。
2)もう1個の風船を先ほどよりも大きくふくらませ、ホースの反対側に取り付ける。
実験
ホースを手で持って、目玉クリップをはずす。すると、小さい風船の中の空気が大きい風船のほうへ流れこみ、小さい風船はしぼんでいく。
・細長い風船など、いろいろな形のもので実験してみよう。
・風船のゴム膜の厚さがちがうと、どうなるかな?
なぜ、小 さい風船 のほうが強 いの?
実験の結果、空気のおし合いでは、小さい風船の勝ちとなったね。小さい風船よりも大きい風船のほうが、ゴムがのびているぶんだけ、中の空気をちぢめようとする力が弱い。逆にいえば、小さい風船のほうは、ゴムが空気をちぢめようとする力が強いんだ。だから、小さい風船の中の空気の圧力のほうが、大きい風船の中の空気の圧力より高くなり、小さい風船のほうから空気がおし出されて小さくなったんだ。
風船をふくらませるとき、最初に強く息をふきこまなければならないのは、だれでも経験したことがあると思うけれど、それも風船が小さいときはゴムが空気をちぢめようとする力が大きいからなんだよ。
【発展 実験 】空気 の重 さがわかる、風船 のてんびん
ふだんあまり感じることのない、空気の重さが目で見てわかる実験だよ。ふくらませた風船としぼんだ風船では、どちらが重いかを、天びんを使って調べてみよう。
じゅんび
1)2個の風船を同じくらいの大きさにふくらませて、口を結ぶ。そして、ぼうの両はしに糸でつり下げる。
2)ぼうのまん中に糸をつけ、左右のバランスをとる。
実験
片方の風船の、結び目の近くにおしピンであなをあけて中の空気を出す。すると、重さのバランスがくずれ、しぼんだ風船のほうが上がる。これは、ふくらんだ風船の中の空気は、ゴムの力でまわりの空気よりぎゅっと押し込められている分だけ、少し重くなっているからだよ。
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