わらじは、稲わらで作られたはきもので、平安時代から広まり、主に旅などの長いきょりを歩くためや、山での仕事のために使われていた。今でも、祭のみこしのかつぎ手がはいたり、山仕事をする人がはいたりして使われているよ。稲わらのかわりにビニールひもを使って、わらじをあんで、はいてみよう。
用意 するもの
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【わらじ一足分】
- 太めのビニールひも 4mを2本/2mを約16本
- はさみ
作 り方
1
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たてひも(4m)を図のように足にかける。
⑬まで足にかけて作業する。
注意:手指、足指に強くまきつけないでね。
2
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よこひも(2m)のはしを図の位置に2回まきつける。
3
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図のように、右から左によこひもを通す。
4
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よこひもを図の位置に2回まきつける。
5
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図のように、左から右によこひもを通す。
6
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図のように、右から左によこひもを通す。このとき、よこひものはしをまきこむ。
7
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図のように、左から右によこひもを通す。
8
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図のように、右から左によこひもを通す。足の大きさとくらべながら、⑦と⑧の作業をくりかえす。
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よこひもが左右に1おうふくしたところで、指でよこひも同士のすき間をつめる。
⑦と⑧をくり返して、よこひものはしが来たらまん中⑮でうらに出す。(うらに出したはしはで3cmくらいに切る。)つぎたすよこひもも、はしをうらに3cmくらい出して、まん中からつぎたし、左右に通して行く。
9
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完成図を見て、乳を作る位置で、よこひもを左右のはしではみ出させる。
10
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はみださせたよこひもの根元によこひもを2回まいて乳をつくる。
11
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よこひもをつぎたしながら、左右に通していく。
12
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完成図を見て、もう1組の乳を作る位置で、よこひもを左右のはしではみ出させる。
13
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はみださせたよこひもの根元によこひもを2回まいて乳をつくる。
14
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わらじがはける大きさになったら、足からはずして、かえしの根元の部分に、よこひもを2~3回まいて、しっかりとむすぶ。あまったよこひもを切る。
注意:はさみを使用するときはけがをしないように気をつけよう。
15
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図のように緒の根元に2つ結び目をつくる。うらに出たよこひものはしを3cmくらいに切ったら、かた方ができあがり。もうかた方を作ったら完成!
わらじのはき方 (例 )
1
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親指と人さし指の間に緒を入れて、緒のはしを、前の方の乳に通して交差させる。
2
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緒のはしを、かかと部分のかえしに通す。
3
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緒のはしを、①で交差させたところと、後ろの方の乳に通す。
4
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緒のはしを、足首にまいてむすぶ。緒が長すぎるときは短く切る。
注意:きつくまき過ぎないよう注意しよう。
まとめ方
「まとめ方のコツ 工作の例」を見てみよう
注意
保護者 の方 へ
下記の注意及び作り方を熟読し、お子さんにとって無理と判断された場合は実施しないでください。各々の自己責任において、無理のない実施をお願いいたします。
子 どもだけで行 うと、思 わぬきけんがある。必 ずおうちの人 といっしょに作 ろう。作 り方 の説明 をしっかり読 み、ルールを守 って作 ること。使 う材料 や道具 は、必 ずおうちの人 に用意 してもらおう。- ひもを
手指 や首 にまきつけないこと。ケガをしたり、ちっそくのきけんがあるよ。 足指 ・手指 (ひもがふれる部分 )にきずなどがある場合 は、作 るのをやめておこう。- はさみを
使用 するときは、けがをしないように気 をつけること。 終 わったら、きちんとあとかたづけをし、小 さい子 の手 のとどかないところにしまおう。作 った「わらじ」をはいて道路 を歩 かないこと。すべって転 んだり、道路 に落 ちているものでけがをしたりすることがあり、きけんだよ。
*「わらじ」を作成することは、あくまでも体験学習です。実際のはき物を作ることではありません。
工作 をするときの注意
工作 をする前 に必 ずおうちの方 といっしょに読 んでね。
工作 に使 う材料 や道具 などは、使 ってよいものかどうか、おうちの人 に確 かめよう。- はさみやカッターナイフを
使 うときは、けがをしないように気 をつけよう。 - つまようじやフォーク、シャープペンシルのしん、おしピンなど、
先 のとがったものを使 うときは、けがをしないように気 をつけよう。 工作 ・フリーアートを始 める前 には、まわりをかたづけよう。よごれたりぬれたりするおそれがある場合 は、新聞紙 やビニールシートをしこう。- カッターナイフを
使 うときは、下 にカッターマットや厚紙 などをしいて、つくえやゆかをきずつけないようにしよう。 作業 が終 わったら材料 や道具 をきちんとかたづけ、作業 をしていた場所 をきれいにしよう。工作 で使 ったものや作 った作品 は、小 さい子 の手 のとどかない場所 にしまうこと。作業 が終 わったら、必 ず手 をよくあらうこと。接着 ざいは、目的 に合 ったものを使 おう。