用意 するもの
・目覚まし時計(ベル音のように、音が連続して鳴るもの。100円ショップなどでも手に入るよ)
・ひも(長さは1.5mくらいで、太さは5mmくらいのじょうぶなもの)
・レジぶくろ
やり方
じゅんび
1)目覚まし時計を鳴らしたまま、レジぶくろに入れる。
2)レジぶくろの持ち手のところに、ひもを結んで付ける。しっかり結ぶこと。
実験
1)時計を回す人と、少しはなれて音を聞く人の、2人で実験する。
2)1人がひもを持って時計の入っているレジぶくろをぐるぐると回し、もう1人が2mくらいはなれて立つ。
3)時計が近づいてくるときは音が高く、遠ざかるときは低く聞こえるよ。
※注意
・屋外か、広い室内(体育館など)で実験すること。
・時計がまわりの人や物にぶつかると危険なので、まわりをよくたしかめてから実験すること。
・ひもがはずれたり、レジぶくろがやぶれたりしないように気をつけること。
音 の高 さが変 わるのは、なぜ
サイレンを鳴らして走る消防車などが通り過ぎる際、近づくときと遠ざかるときではサイレンの音の高さがちがって聞こえる。これは気のせいではなく、空気を伝わる音の波の様子が変わるためなんだ。この現象を「ドップラー効果」と言うよ。
この実験では、目覚まし時計が「消防車」の代わりで、ぐるぐる回すと、時計が近づいたり遠ざかったりをくり返す。
時計が近づいてくるときは音の波がちぢまり、聞く人の耳に入る音の振動数がふえる(=高い音に聞こえる)。反対に、遠ざかるときは音の波がのび、振動数がへる(=低い音に聞こえる)。そのため、音の高低が一定のリズムで、くり返し変化しながら聞こえるんだ。
・時計を回す速さを変えると、音の高さはどうなるかな?
・目覚まし時計以外の、音を出す小物を使ってやってみよう。
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