用意 するもの
・洗面器
・黒のビニール(こい色のものならよい)
・ラップ
・曲がるストロー
・ビニールテープ
・はさみ
やり方
●じゅんび
1)洗面器の横にあなを開けて、曲がるストローの短い方をさしこみます。空気がもれないように、あなはストローがやっと通るくらいの大きさに開け、さらにビニールテープですきまをふさいでください。
2)黒いビニールを洗面器よりひとまわり大きいくらいに切ります。これを洗面器の口の部分に張って、ビニールテープでとめます。できるだけ、しわにならないように、ぴんと張ってください。
3)反射をよくするため、ビニールの上にラップを重ねます。同じように、ぴんと張ってビニールテープでとめます。
4)まわりをビニールテープでしっかりまきます。こうすることで、空気のもれをふせぐとともに、ビニールを張る力が強くなります。
●やり方
自分の顔がビニール面にうつるように洗面器を持って、ストローをくわえ、息をふきこみます。すると、ビニールがふくらんで凸面鏡になり、顔が小さく見えます。ストローを口からはなせばもとにもどります。次に、ストローをすってみましょう。すると、今度はビニールがへこんで凹面鏡になり、顔が大きく見えます。これを連続して行うと、顔が小さくなったり大きくなったりして見えます。
身の回りにある凸面鏡と凹面鏡をさがしてみましょう。たとえば、道路の曲がり角にある「カーブミラー」は凸面鏡です。なぜ、凸面鏡なのか考えてみましょう。
なぜ、凹面鏡 になったり、凸面鏡 になったりするの?
何もしないとき、洗面器の中と外は同じように空気の力でおされているので、ビニールはふくらみもへこみもしません。ところが息をふきこむと、洗面器の中でおす空気の力が強くなるので、外へ向かってふくらみます。また、反対に息をすいこむと、洗面器の中のおす力が弱くなり、外の空気におされてビニールがへこみます。
・外の景色をうつして実験すると、ふくらんだときとへこんだときに、見えるものや見え方にどんな変化があるでしょうか?また、ちがう大きさの洗面器や、だ円形、四角いものなどで作った場合は、どのようにうつるでしょうか?ためしてみましょう。
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